第二からまつそう
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魔法少女まどか☆マギカ 第11話「最後に残った道しるべ」(内容後半) 「アニメあれこれ(85598)」
涙を零しまどかを抱きしめるほむらに驚くまどか
「私ね、未来から来たんだよ?何度も何度もまどかと出会って、それと同じ回数だけあなたが死ぬ所を見てきたの。如何すればあなたが助かるのか?如何すれば運命を変えられるのか?その答えだけを探して。何度も初めからやり直して」
「それって…え?」
まどかを抱きしめる手に力が籠る
「ごめんね。訳わかんないよね?気持ち悪いよね…まどかにとっての私は出会ってからまだ一カ月も経って無い転校生でしかないものね」
頷くまどか
「だけど私は、私にとってのあなたは…」
部屋に浮かぶ沢山のモニターがこれまでのほむらの姿やとまどか達との出会いや別れを映しだす
「くり返せばくり返すほど、あなたと私の時間はずれていく。気持ちもずれて、言葉も通じなくなっていく。多分私はもうとっくに迷子になっちゃってたんだと思う」
「ほむらちゃん…」
ほむらのソウルジェムが静かに輝きを湛える
「あなたを救う。それが私の最初の気持ち。今となっては、たった一つだけ最後に残った道しるべ。わからなくてもイイ。何も伝わらなくてもイイ」
まどかの両肩に手を置きじっと見つめ
「それでもどうか、お願いだから!あなたを私に守らせて」

雷と風の音。雲の流れが速い

「雷雲がとんでもない勢いで分裂と回転を起こしています。明らかにスーパーセルの前兆です!直ちに避難指示の発令を!!」
訴える研究者らしき男

街を走る広報車

風が吹き荒び雷鳴が音を立てる
運河を挟みコンビナートが見える
髪を靡かせ一人対岸を睨むほむら
「来る!」

人々がざわめく声
避難所にはまどかの家族の姿も…
「今日はお泊まり?キャンプなの?」屈託なく尋ねるまどかの弟
「ああ!そうだよ。今日は皆で一緒にキャンプだー!」安心させる様に楽しげに答えるまどかの父
「キャー!キャンプー!お肉焼くー?」嬉しそうな弟
一人膝を抱えるまどか
「ほむらちゃん…」

突然運河が波立つように白い霧が現れほむらの足下を這う様に流れていく
振り返るほむら
じっと前を見つめるほむらが髪を手で払う
歩きだすほむらの足下を小さな使い魔がちょろちょろと歩く
それを踏みつぶしながら象の様な使い魔達が続き咆哮する
サーカスのパレードの様に…

幕が開く(ワルプルギスの夜のスカートとよく似ている)

象達の背から伸びる三角旗がたくさんついた飾りが雲に隠れた一点に集中している

突然カウントダウン開始

5・4

高層ビルが浮かびあがる

3・2

ほむらには目もくれず進むパレード

1

雲が切れスカートを翻し逆さの人形の様なワルプルギスの夜が現れる
千切れた高層ビルとその破片が浮かぶ
スカートに包まれた歯車がカチリと音を立てギアを変えると浮かび上がった高層ビルだったものが燃え上がる
魔法少女へと変身するほむら
「今度こそ」
左手につけた盾の内側から次々と武器を落とし並べるほむら
「決着をつけてやる!」
時を止め次々と武器を手に撃ち放つほむら
時が動きだすと撃ち放った全てが魔女・ワルプルギスの夜に向かって放たれる
爆発の勢いに軌道がそらされたワルプルギスの夜は炎を吐き高らかに嗤う
更に仕掛けて置いた武器を撃ち放つほむら
嗤いながら移動していく魔女
スイッチを入れ砲撃
タンクローリーの背に乗り移動し橋を線路にして魔女へと向ける
離脱し落下するほむら
タンクローリーが魔女に衝突炎上
ほむら着水の途端足下から更に巨大な砲台が現れ発射!魔女を縫いつける
そこに仕掛けられた無数の爆弾が爆発炎上する。
炎と黒煙を見つめるほむら
と黒い触手の様なものがほむら目がけて飛んでくる
突き飛ばされるほむら
触手は一転魔法少女に似た影に変じ高らかに嗤う
背中を擦り打ちつけるほむら
目前に現れる魔女

避難所の中
突然立ち上がるまどか
「どうしたまどか?」母
「ちょっとトイレ」
窓の外は嵐
手摺に凭れ話すまどかとキュゥべえ
「ほむらちゃんが一人でも勝てるっていうはホント?」
「それを否定したとして君は僕の言葉を信じるかい?…今更言葉にして説くまでもない。その眼で見届けてあげるといい。ワルプルギスを前にして暁美ほむらがどこまでやれるか」
「如何してそうまでして戦うの?」
「彼女がまだ希望を求めているからさ。いざとなればこの時間軸も又無為にしてほむらは戦い続けるだろう。何度でも性懲りもなくこの無意味な連鎖をくり返すんだろうね。最早今の彼女にとって立ち止まる事と諦める事とは同義だ」
まどかを抱きしめ涙を流していたほむらを思い出すまどか
「何もかもが無駄だったと、決してまどかの運命を変えられないと確信したその瞬間に」
時計の前で糸に四肢を絡まれ十字架に磔されたかの様なほむらの姿
「暁美ほむらは絶望に負けてグリーフシードへと変わるだろう」
一転ほむらの姿が黒い影となりグリーフシードへと…
時計に切れ目が入り真っ二つになって落下していく
グリーフシードだけを残して…
「彼女自身も分かっているんだ。だから選択しなんて無い。勝ち目の有る無しに関わらず、ほむらは戦うしかないんだよ」
「希望を持つ限り救われないって言うの?」
「そうさ。過去の全ての魔法少女達と同じだよ。まどか、君だって一緒に見ただろう?」
キュゥべえに見せられたこれまでの魔法少女達を思い出し吐き気がこみ上げるまどかだがそれは直ぐに嗚咽に代わる
涙を拭い
「…でも…でも…でも!」
何かを決意したかのようなまどかの足取り
階段を下りるまどかの手を誰かが握り止める
「何処行こうってんだ?おい」
「ママ…私友達を助けに行かないと…」
振り返らずに答えるまどかだが
「消防署に任せろ。素人が動くな」
「あたし出なきゃダメなの!」
振り返ったまどかの頬を張る母
「手前一人のための命じゃねえんだ!あのなあ!そういう勝手やらかしてあれがどれだけ」
「分かってる」
母をじっと見つめ
「私にもよくわかる」
真剣な母を真直ぐ見つめるまどか
「私だってママの事パパの事大好きだから」
俯き
「どんなに大切にして貰ってるか知ってるから。自分を粗末にしちゃいけないの、分かる」
顔を上げ
「だから、違うの!皆大事で、絶対に守らなきゃいけないから。そのためにも、私今直ぐ行かなきゃいけない所があるの!」
「理由は説明出来ねえってか?」
頷くまどか
「なら、私も連れて行け」
首を振るまどか
「ダメ。ママはパパや達也の傍にいて。二人を安心させてあげて」
言葉に詰まる母
「ママはさ、私が良い子に育ったって言ってくれたよね?嘘も吐かない、悪い事もしないって。今でもそう信じてくれる?私を正しいと思ってくれる?」
手を伸ばしかけ下ろす母
手を握りしめ
「絶対にヘタ打ったりしないな?誰かの嘘に踊らされてねえな?」
「うん!」
答えるまどかの背をポンと叩く母
叩かれた勢いでおっとっとと階段を降りるまどか
笑顔で振り返り
「ありがとう!ママ」
駆けおりるまどか
ハイウェイ上空を移動していくワルプルギス
追いかけるほむら
ほむらを阻む魔法少女の影の様な使い魔達
(これ以上先に進まれたら)
避難所が…
(どうにかしてここで食い止めないと)
撃ちまくるほむらに魔女が放った高層ビルが迫る
かわそうと構えるほむらだが時を止める盾が開かない!
(そんな!?)
ハッとした瞬間、高層ビルに放たれた高層ビルが突き刺さる
瓦礫に凭れるほむら
額からは血が流れている
立ち上がろうとするも何かに挟まれ足が動かない
(どうして?どうしてなの?)
ワルプルギスは平然と空に浮かぶ
(何度やってもあいつに勝てない)
霞む目を見開き再び盾を手に取り回転させるが
(くり返せばそれだけまどかの因果が増える…私のやってきた事、結局…)
盾のついた腕を下ろすほむら

(エンドロールが流れ始める。EDなし)
 
ほむらの嗚咽と共に左手甲のソウルジェムが翳っていく
ソウルジェムがすっかり闇に染まる寸前誰かがほむらの手を取る
ハッとするほむらの手を取っていたのは…
「もういい。もういいんだよ、ほむらちゃん」
「まどか」
ほむらの手を置き立ち上がりワルプルギスを見つめるまどか
まどかの足下にはキュゥべえの姿が
「まどか…まさか!?」
ほむらの方に向き直り
「ほむらちゃん。ごめんね」

CM




希望を抱くのが間違いだなんて言われたら、私、そんなのは違うって何度でもそう言い返せます
きっといつまでも言い張れます

最終話 「わたしの、最高の友達」

(エンドカードイラスト:ブリキ)


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2011年5月25日発売予定!
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