第二からまつそう
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魔法少女まどか☆マギカ 第9話「そんなの、あたしが許さない」(内容前半) 「アニメあれこれ(85598)」
「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない…私達魔法少女って、そういう仕組みだったんだね…あたしって、ほんとバカ」
突然五線譜が立ち上り白と黒のチェックに囲まれた結界に包まれる杏子。
「さやか!」
落ちていくさやかを拾い上げた杏子はさやかが泣き叫んでいるかの様な魔女の声を聞く。
「手前一体何なんだ?さやかに何しやがった!?」
さやかを抱えたまま魔女に質す杏子を阻むように線路が伸び、車輪が飛んでくる。
そこに
「下って」
突然現れたほむらは魔女に手榴弾を投げる
爆発した途端背後の杏子に手を差し出し
「つかまって」
「何を?」
「いいから!」
目盛が満ち、周囲の時が止まる
「こいつは?」
「私から手を離したらあなたの時間も止まってしまう。気をつけて」
杏子を連れて線路の上を走り出すほむら
「どうなってるんだよ?あの魔女は何なんだよ!?」
「かつて美樹さやかだったものよ。あなたも見届けたんでしょう?」
「逃げるのか?」
「嫌ならその余計な荷物を捨てて。今すぐあの魔女を殺しましょう。出来る?」
「ふざけるな」
「今のあなたは足手纏いにしかならない。一旦退くわ」
光に向かって走る二人は結界を抜ける。

OP

靄がかる夜の街。不気味な影と羽音。街灯には虫が群がる。

信号がぼんやり照らす線路端を歩くまどか
前方から歩いてくる杏子とほむら。そして杏子に抱えられたさやか。
「!?さやかちゃん?さやかちゃん!」
駆け寄るまどかに舌打ちする杏子。
「さやかちゃん!どうしたの!?ね、ソウルジェムは?さやかちゃんはどうしたの!?」
「彼女のソウルジェムはグリーフシードに変化した後、魔女を生んで消滅したわ」
ほむらの言葉にへたりこむまどか。
「うそ…だよね?」
「事実よ。それがソウルジェムの最後の秘密。この宝石が濁りきって黒く染まる時、私達はグリーフシードになり魔女として生まれ変わる。それが魔法少女となった者の逃れられない運命」
目を背ける杏子
「嘘よ…嘘よね?…ねえ!?」
まどか達の横を列車が音を立て通り過ぎていく
「そんな…どうして?さやかちゃん、魔女から人を守りたいって…正義の味方になりたいって…そう思って魔法少女になったんだよ?…なのに…」
「その祈りに見合うだけの呪いを背負い込んだまでの事。あの子は誰かを救った分だけこれからは誰かを祟りながら生きていく」
項垂れるまどかの前にそっとさやかを下ろす杏子
そしてほむらを振り返り襟を掴む
「手前は何様のつもりだ!?事情通ですって自慢したいのか?…何でそう得意げに喋ってられるんだ!?…コイツはさやかの!…さやかの親友なんだぞ」
さやかに縋り泣き伏すまどかを見やる杏子
杏子に掴まれたまままどかを見るほむら
「今度こそ理解出来たわね。貴方が憧れていた物の正体。どういうものか。態々死体を持ってきた以上、扱いには気をつけて。迂闊な場所に置き去りにすると、後々厄介な事になるわよ」
杏子の手を離すほむら
「手前それでも人間か!?」
「もちろん違うわ。あなたもね」
背を向け立ち去るほむら

3時
ベッドの上膝を抱え、眠れないまどか
窓辺のスクリーンに映るキュゥべえの影
「入っていいかい?話があるんだ」
「生きてたのね」
ぬいぐるみの間に立つキュゥべえ
「ほむらちゃんが言っていた事、本当なの?」
「訂正するほど間違ってはいないね」
「じゃあ、あなたは皆を魔女にするために魔法少女に?」
「勘違いしないで欲しいんだが、僕らは何も人類に対し悪意を持っている訳じゃない。全てはこの宇宙の寿命を延ばすためなんだ。まどか、君はエントロピーと言う言葉を知っているかい?」
無言のまどか
「簡単に例えると焚火で得られる熱エネルギーは木を育てる労力と釣り合わないって事さ。エネルギーは形を変換するごとにロスが生じる。宇宙全体のエネルギーは目減りしていく一方なんだ。だから僕達は熱力学の法則に縛られないエネルギーを探し求めてきた。そうして見つけたのが」
目を閉じ見開くキュゥべえ
「魔法少女による魔力だよ」
顔をあげるまどか
「あなたは…一体?」
「僕達の文明は知的生命体の誕生をエネルギーに変換するテクノロジーを発明した。ところが生憎当の僕らが感情と言うものを持ちあわせていなかった。そこでこの宇宙の様々な一族を調査し君達人類を見出したんだ」
空っぽな様々な形の椅子が並んでいる様子
「人類の個体数と繁殖力を鑑みれば一人の人間が生みだす感情エネルギーはその個体が誕生し成長するまでに要したエネルギーを凌駕する。君たちの魂はエントロピーを覆すエネルギー源足り得るんだよ」
闇を照らす温かい灯り
「とりわけ最も効率がイイのが第二次性徴期の希望と絶望の相転移だ。ソウルジェムになった君達の魂は燃え尽きてグリーフシードに代わる瞬間に膨大なエネルギーを発生させる。それを回収するのが僕達インキュベーターの役割だ」
「私達、消耗品なの?あなた達のために、死ねって言うの?」
「この宇宙にどれだけの文明が犇めきあい一瞬ごとにどれだけのエネルギーを消耗しているのかわかるかい?君達人類だって何れはこの星を離れて僕達の仲間入りをするだろう。その時になって枯れ果てた宇宙を引き渡されても困るよね。長い目で見ればこれは君達にとっても得になる取引の筈だよ?」
スクリーンの影で話すキュゥべえ
「バカ言わないで…そんなわけのわからない理由で、まみさんが死んで、さやかちゃんがあんな目に遭って…あんまりだよ…酷過ぎるよ」
しゃくりあげるまどか
「僕達は飽く迄君達の合意を前提に契約しているんだよ。それだけでも十分に良心的な筈なんだが…」
「皆騙されてただけじゃない!」
「騙すと言う行為自体僕達には理解出来ない。認識の相違から生じた判断ミスを後悔する時何故か人間は他者を憎悪するんだよね」
まどかの部屋の椅子にいるキュゥべえ
「あなたの言ってる事ついて行けない…全然納得出来ない」
「君達人類の価値基準こそ僕らは理解に苦しむなあ。今現在で69億人。しかも4秒に10人ずつ増え続けている君達がどうして単一個体の生き死にでそこまで大騒ぎするんだい?」
「そんなふうに思ってるなら、やっぱりあなた、私達の敵なんだね」
「これでも弁解に来たつもりだったんだよ?君達の犠牲がどれだけ素晴らしいものを齎すか理解して貰いたかったんだが…どうやら無理みたいだね」
「当たり前でしょ」
再び窓の外に立ち
「まどか、何時か君は最高の魔法少女になり、そして最悪の魔女になるだろう。その時僕らは嘗て無い程の大量のエネルギーを手に入れる筈だ。この宇宙のために死んでくれる気になったら何時でも声をかけて!待ってるからね」
明るい声で消えるキュゥべえ
泣くまどか

沢山のファーストフードが並べられたテーブル
杏子が手にした赤いソウルジェムがベッドに横たえられたさやかを照らす
「そうまでして死体の鮮度を保って一体どうするつもりだい?」
さやかの背後に現れるキュゥべえ
「コイツのソウルジェムを取り返す方法は?」
座りこみハンバーガーを齧りながら尋ねる杏子
「僕の知る限りでは無いね」
「そいつは、お前が知らない事もあるって意味か?」
「魔法少女は条理を覆す存在だ。君達がどれ程の不条理を成し遂げたとしても驚くには値しない」
「出来るんだな?」
「前例はないね。だから僕にも方法は分からない。生憎だが助言のしようがないよ」
感情が読めないキュゥべえをじっと見据える杏子
「いらねえよ。誰が、手前の手助けなんか、借りるもんか!」

翌朝登校するまどかと仁美
「まどかさん、今朝は顔色が優れませんわ。大丈夫ですの?」
「うん…一寸寝不足でね」
「それにしても、今日もさやかさんはお休みかしら?…後でお見舞いに行くべきでしょうか?…でも私が行っていいのか…今ちょっと、さやかさんとはお話し辛いんですが…」
「仁美ちゃん…あのね…」
「昨日の今日だ」まどかの頭の中に聞こえてくる杏子の声にハッとするまどか
「呑気に学校なんかに行ってる場合かよ?」
立ち止まるまどかを訝る仁美
杏子を探すまどかはあるビルの屋上に杏子を見つけ見つめる
「まどかさん?」
「ちょっと話があるんだ。顔貸してくれる?」
「仁美ちゃん、ごめん。今日は私も学校お休みするね」
走り去るまどか
「え?そんな!?待って!まどかさん、一寸!」

水滴が落ちる
「あの、話って…」杏子に尋ねるまどか
「美樹さやか、助けたいと思わない?」
「助けられるの?」
「助けられないとしたら、放っておくか?」
詰まるまどか
「妙な聞き方しちゃったね。ばかと思うかもしれないけれどあたしはね、本当に助けられないのかどうかそれを確かめるまで諦めたくない。あいつは魔女になっちまったけど友達の声くらいは覚えているかもしれない。呼び掛けたら人間だった頃の記憶を取り戻すかもしれない。それが出来るとしたら、多分あんただ」
「上手くいくかな?」
「分かんねえよそんなの。分かんないからやるんだよ」笑いかける杏子
「もしかしてあの魔女を真っ二つにしてやったら中からグリーフシードの代わりにさやかのソウルジェムがぽろっと落ちてくるとかさ。そういうもんじゃん!最後に愛と勇気が勝つストーリーってのは」
ソウルジェムを見せる杏子
「私だって考えてみたらそういうのに憧れて魔法少女になったんだよね。すっかり忘れてたけどさやかはそれを思い出させてくれた。付き合いきれねえってんなら無理強いはしない。結構危ない橋を渡るはずだしね。あたしも絶対何があっても守ってやるなんて約束出来ねえし」
「ううん。手伝う!手伝わせてほしい」
水滴が二人を映す水たまりに落ちる
手を伸ばすまどか
「私鹿目まどか」
「ったくもう!調子狂うよなあ」笑う杏子
「へ?」
「佐倉杏子だ。よろしくね」
うんまい棒を握り差し出す杏子
「あ?うん…」

授業中の教室
立ちあがるほむら
「すみません。気分が優れませんので保健室」
「ん?このクラスの保健委員は誰かね?」
「鹿目さんは今日お休みです」
黒板の前で問題を解いていた生徒が答える
「ふむ。では学級委員が付添いに…」
教師の指示に立ちあがる仁美だが既にほむらは一人で廊下を進む
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[2011/03/10 22:58] | アニメ | トラックバック(0) | コメント(0) |
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