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ピスタチオ  (梨木香歩) 「今日どんな本をよみましたか?(197472)」
ピスタチオ  梨木香歩 著 小桧山聡子 装画 鈴木成一デザイン室 装幀 (2010年10月10日 初版第一刷発行 筑摩書房)


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価格:1,680円(税込、送料別)




初出 PR誌「ちくま」2008年5月号~2010年6月号




"棚"は今年で40になるフリーのライター。本名は山本翠。定期的に会うパートナー・鐘二はいるが子どもはいない。

元は出版社勤めだった棚は思うような本作りが出来ないストレスから退職、アフリカンアートの買い付けをしている友人・三原を頼りケニアのナイロビに向かう。
そこで以前の仕事仲間から頼まれた原稿を書きながら過ごしていた。
ある日三原のHIV感染が判明。
莫大な治療費と引き換えに当面の命の危険はないと分かった頃、棚の父の死が伝えられ葬儀を機に棚は帰国。
帰国後は母が1階に住む自宅を建替えたマンションの2階(以前の自宅の自分の部屋があった辺り)に入り、マースという名の犬と暮らしている。

ある日、棚はマースの異変に気づく。年齢の所為かと思われたがマースの具合は日を追って悪化、かかりつけの動物病院でマースを診てもらう事に。
マースの検査を待つ間、棚は病院近くの古本屋に行く。そこで棚はアフリカにいた頃に知り合った片山海里が書いた「アフリカの民話」に偶然出会う。

検査の結果、マースの子宮には大きなできものがある事が判明、輸血を要する手術になる可能性があり大学の付属動物病院に行く事を勧められる。
学内の内部優先があると聞き大学に所属する鐘二に頼み優先してもらえる事になるがその日は治療はなく検査だけ。手術日は決まっていると素気ない医師。マースの苦痛をすぐには取り除いてやれず苛立つ棚。
その夜、鐘二との電話で片山が精神憑依の本を書いている事、呪医の修業をしていた事、日本に帰国後謎の死を遂げていた事を知る棚。

手術当日は仕事の打ち合わせがあり疲労の色も濃い棚に代わり鐘二がマースに付き添う事に。
打ち合わせに向かった喫茶店は店主の登美子が棚の中高大学の先輩にあたり犬同伴可能な店。
新しい旅雑誌の企画でアフリカのウガンダに行く話があると聞く棚。

打ち合わせが終わると忘れものだと片山の絵本を差し出す登美子。
マースの具合が悪くなりしばらく店には来ていなかったのに…
棚がアフリカ行きの話をすると登美子はウガンダにいる知りあいを紹介してくれる。
まだ棚がアフリカ行きを決定する前だというのにきっと行くことになるだろうと。

片山の書いたアフリカの絵本を開ければ採話された場所がウガンダ…奇妙な一致。

いよいよアフリカ行きが迫りアジア・アフリカ研究センター所属する先輩の田崎に片山が世話になった現地ガイドを知っているであろう片山の遺著の前書きを執筆した鮫島を紹介してもらおうとするが…鮫島のお別れ会から帰ってきたばかりだと話す田崎。
その上片山と一緒に回っていた現地ガイドも。
三人の死にアフリカ行きを止めようとする田崎だが…
ガイドの弟もまたガイドをしていると聞き、ガイドを頼む棚。

片山は呪医のトレーニングを受けていた様子。ジンナジュと呼ばれる精霊を配下に置く事で患者からダバを取り除く事が出来る様に…

アフリカに到着した棚はガイドのマティに頼み観光スポットの取材をしながら呪術医ポガレを訪ねるが留守。ポガレの第一夫人と話すうちにポガレは片山が一番長く滞在した呪術医ダンデュバラの元に行っている事を知る。
今からダンデュバラの元に向かえば二人とも会えるとマティ。
早急に事が進む事に不安を覚えながらも会いに行くことにする棚。

何かに急かされる様にダンデュバラの元へ急ぐマティ。
雨で増水した川を渡り、道があるかわからない様なブッシュを抜けようやく辿りついたのは…

そこで片山の最初の患者だったというナカトと出会う棚。
ナカトは双子の妹ババイレの捜索を依頼していた。
ババイレは村がLRA反政府組織に襲撃された時に連れ去られ行方不明に…

片山が遺した仕事。死者の話(ストーリー)。
片山のジンナジュが言っていた『キジャニ』とは?

三原との再会。

ナカト、三原らと共に向かった先で出会った人は…そして…





昨年末、図書館で借り読んだのですが中々感想を書く事が出来ませんでした。
返却してはまた借りて…と三度も借りてしまいました。
文庫で出たら買ってしまいそうです。
でも何だか上手く感想を書けなくて…(半分はアフリカに疎い所為もありますが…)



思う事は色々ありますが…

普段ファンタジーやホラーやSFを好んだり、神社仏閣を見物するのも嫌いじゃなかったりしますが、どちらかと言えばオカルトは信じてない方なのです。信じてないからこそ面白がっているというか…
棚がもっと切実な理由で切り離し考えたのと多分同じ。それに囚われてしまうのは危険に思えるし、しかしそれが必要な場では完全否定はせず記号的に捉えたり…
私自身は何だかんだ言って科学の子ですから。

それでも本当に救われるのなら例え単なるプラシーボ効果だったとしても便利に使っても良いとは思っています。
救われるのが命ならもちろんですが、例え死にゆく者であってもそれを受け入れ穏やかに逝く事が出来る様、語り聞かせるのも大切な事。
多分医学が十分発達してない時代、恩恵を受けるには離れすぎた所にはとても大切なことだったのでしょう。


棚に託された二つの仕事。

最後に向かった場所で見たもの、そして得たもの。
複雑な気持ちが残りますがここは現実的に行った方が良いのだと思います。

棚が紡いだ死者の話。
棚の中で咀嚼され消化された感じです。
この物語は誰のために書かれたのか?
ババイレのためでもあり、片山のためでも、三原のためでもある様に思います。
三原のための物語はまだまだこれからかもしれませんが…(依頼するとも限らないですし…)





さすがにもう返さなければ。一応次に借りたいという予約は入ってないようでしたが手にとってから借りられる方には迷惑ですよね。一カ月以上も私が占有してしまって同じ図書館を利用している方々すみませんでした。


と言う事でまとまりのない感想ですが…

梨木さんの何だか大きなものに抗えず動かされていく雰囲気が好きな方にはとってもお勧め!



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