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夏のあらし! ~春夏冬中~ 第7話「天城越え」(内容後半) 「アニメあれこれ(85598)」
CM

アイキャッチ(花火を背景に酒を飲む浴衣がすごい事になっているマスター)


「や、やよゐ!?」加奈子
「何?」
小さくやよゐの声が聞こえたと思うと突然光が広がり戻ってくるやよゐとマスター
「やよゐ?」
「はい」
「無事なの?どこか痛くない?」
「うん。大丈夫」
「驚いたなあ!やよゐさん、マスターとまで」一
「恥ずかしいわ。婦女子の方とまで通じてしまうなんて…私ってフシダラな女なのかしら…」
頬を染めるやよゐに首を振る加奈子
「やよゐはフシダラなんかじゃないわ」
「やよゐさんの体質か何かだろうなあ。飛びやすいんだ、きっと」一
「あんた!今飛んだ時間は?食器棚にはまだ小林茶碗が置いてあった」
「おお!やりましたね、マスター」あらし
「取ってこらんなかったのか?」グラサン
「三日前のマスターと鉢合わせしそうになって慌てて帰ってきちゃいました」
「でも今度は失敗しねえ!もっかい同じとこ飛ぶぞ!やよゐ」
やよゐを掴もうとするマスター
阻もうとする加奈子
そこに「待て待て待て!」割って入る一
「んなことしたら、三日前のマスターと、さっき飛んだマスターと、今から飛ぶマスターが鉢合わせんだろ!」
「やよゐにも危険が及ぶわ」
「じゃあどうせえちゅうのさ?俺達が行ってきますよ!やよゐさん、三日前の何時頃に飛んだかわかりますか?」一
「はっきりとした時間は分からないけど」
「厨房の中がすごい甘い香りで満ちていたわ」
「甘い香り?」
「カヤさん、それってカヤさんがプリンを作っていた時じゃないですか?」潤
「きっとそうだわ。あれは確か…午後三時。オッケー!そこ行ってきまーす」と手を合わせる一とあらし 
とカヤが走りだす
「どうしたんですか?カヤさん」潤
「今の話でプリンの残りがある事を思い出したの!」
ついて行くグラサンと加奈子
と、残っていたやよゐの手を取り飛ぶマスター

冷蔵庫のプリンを取りだすカヤ
「茶碗の中にプリン?随分豪快ですね」潤
「プリン用のガラス容器が足りなくて仕方なく…」カヤ
「一寸!その茶碗…」加奈子
「小林茶碗に似てねえか?」
茶碗を触ろうとする潤の手をいや!と叩くカヤ
「ゆっくり!柔らかいプリンなのよ!崩れては味が落ちてしまうわ」
「は、はい!」
そっと持ち上げる潤
「何も彫られて無いわね」加奈子
「これじゃないですね。小林茶碗」潤
「下ろす時もゆっくりよ」
「は、はい!」
そっと下ろし終えてほっと額を拭う潤
「ではいただきましょう。一つしか残っていないのだけど、皆で少しずつ…」
そこに戻ってくるあらしと一、マスターとやよゐ
「手前!どう言うつもりだ!?危うくあらしさんが消えかかったじゃねえか!」一
「否、ごめんごめん!まさかあんなにきれいにきまるとは…」マスター
プリンを手にモジモジカヤ
「何の話ですか?」潤
「否、今やっぱ自分で茶碗取りに行ったんだけどさあ」マスター
「何時の間に!?」加奈子
「俺達を追って飛んできて、現れた瞬間俺に何したと思う?」一
「何?」潤
「膝カックン」
「いや~!あれは膝カックンと言うより、後頭部への膝蹴りだったよね」と真似てみるあらし
「いや~!一寸した悪戯のつもりが一の身長が思いのほか低くてさあ」
「さあじゃねえ!」
「一ちゃん、蹴られた拍子に食器棚に突っ込んで、大量のお皿割っちゃって、私がつい誰か箒と塵取りー!って叫んじゃったら」
ムッとしていた一が
「働き者のあらしさんが飛んできて鉢合わせしかけたって訳だ」
「三日前私を呼んだのって私だったんだねえ」とポンと手を打つあらし「道理で聞いた事ある声だと思ったよ~」
プリンを掬いぱくっと食べるカヤ
「その割れた食器ってプリンのガラス容器かしら?」
「そうそう!」
「はあ~。道理で数が足らなかった筈だわ」
「あの~」手を上げるやよゐ
「どうしたのやよゐ?具合でも悪い?変な人と通じてしまったから気持ち悪いのでしょう?」心配そうな加奈子
「おい!」突っ込むマスター
「あの、頼まれました、私」
「「「ん?」」」
「マスターに茶碗を食器棚に置いておけと頼まれました」
「やっぱり!」
「思い出したの?やよゐ」
「思いだしたと言うより、今言われたの」
「どう言う事?」
「割れたガラスを捨てるゴミ袋を取りに店内に入った時、三日前のマスターに茶碗の事を頼まれたの」
「成程!未来から来ていたやよゐさんを過去のやよゐさんと間違えて話しかけたのか!」
「だからマスターの記憶にはあったけど伏見さんはおぼえていなかったのね」カヤ
「そうだったんかあ!で、茶碗は?」
「はい!ちゃんと食器棚に置いてきました」
「何でだよ?何でそのまま持って帰らなかったんだよ!?」
「え?だって頼まれましたから…」
「だから…」ガックリくるマスター
「ん?え?あの食器割れた時片づけ手伝ってくれたのはもしかして今のやよゐちゃん?」
「はい!」
「一応私も手伝ったじゃん!」マスター
「ああ!奥の部屋からガラスの破片を包む新聞紙、持ってきてくれましたよね。なあんだ、あれも今のマスターだったんだ」
「という事は、全員先程伏見さんとマスターが飛んだよりも一寸過去に戻り過ぎたって事ね」カヤ
「おっしゃー!じゃあもうチョイ手前に飛ぼう!今度こそやってやる!!行くぞ!やよゐ」
飛びつきそうなマスターとやよゐの間に割って入る一
「まーてまてまてまて!んな事したら三日前のマスターとさっき飛んだマスターとその後飛んだマスターと今から飛ぶマスターが鉢合わせになんだろうが!」
「やよゐも、さっき飛んだやよゐと、今から飛ぶやよゐが出会ってしまうわ!」加奈子
後ろで指折り数えているグラサン
「大丈夫大丈夫!あたし正確な時間分かるよ。さっき飛んだのは三日前の午後3時17分」
と山代に発信した履歴を見るマスター
「何でそんなに正確に覚えてんだ?」一
「いいからいいから!んじゃ、一とあらしがこの時間に行って来てよ」と一の背を押すマスターだが
「行かねえよ!三日前のあらしさんとさっき飛んだあらしさんと今から行くあらしさんが会っちまう可能性がめちゃめちゃ高いだろうが!?」
「え?じゃあ加奈子とグラサンは?」
「もう行くわけ無いでしょ?」加奈子
「カヤと潤は?」
プリンを食べ終え茶碗を置くカヤ
「行きません」
(とりあえずプリンで満足したみたい)とホッとしている潤
舌打ちするマスター
「しょうがない!こうなったら…ああ!?あんな所に小林明が!」
皆の気が指差した方に向いた瞬間やよゐの手を握りニヤリとするマスター
ハッとするやよゐ
「「「「「「ああっ!」」」」」」

夕焼け
店の前に立ったままの塩の人
疲れ果てている皆
「いや、やっと連れて帰れたね」あらし
「勘弁してくれよ、マスター」一
「何であんなアクロバティックな行き方するんですか」潤
「大金が絡むと身体能力までアップしやがって」グラサン
「大丈夫?やよゐ」加奈子
蒼白な顔で黙ったままのやよゐ
「無理ないよ。あんなに限界まで体が消えかかっちゃ…」あらし
「ああ…」と自分で自分を抱きしめるやよゐ
「あ~あ!結局どの時間に飛んだら小林茶碗あんだろうねえ?…ん?」マスター
「マスター!自分がした事わかってるんですか?」潤
「全員この世から消えかけたんだぞ!」一
「でも~」
「「「「「マスター!」」」」」
耳を押さえるマスター
「ちぃ!何だよ皆して…ハイハイ!大人しくしてりゃあ良いんでしょ!」
新聞を手に外に出ていくマスター
「はあ!何だかどっと疲れたね。皆、コーヒーでも飲む?」あらし
「飲む!」「飲みます!」

コーヒーを淹れるあらしがカウンターの上にあった茶碗を洗おうとスプーンを退けると…内側に彫られた小林の文字が…
「あれ?」
スプーンでがりがりと引っかき取ろうとするあらしだが傷が増えるばかり
「汚れじゃ無くて傷かあ!随分しっかりついちゃってるなあ。もう使えないかなあ。でももったいないなあ。渋い茶碗だし」
「あ、ではその茶碗、私が頂いていい?」加奈子
「うん!どうぞ」渡すあらし

茶碗に土を入れ何かを植える加奈子
「それは何?」やよゐ
「きゅうりの苗よ。ヌカドコリーナをより完璧へと導くために漬け込む野菜も一から育てようと思って」
「とてもいい考えね」

夕陽の当たる庭、山代の犬に水をやり背中を撫でてやるマスター
昼間犬が涼んでいた木陰の辺りに項垂れてる塩の人
皿の内側にはJosephineと犬の名が…
「ほお!お前の皿の底にも名前が書いてあるんだな。小林茶碗と一緒じゃん」
そして山代に電話するマスター
「あ、山代?あのさあ、三日前に頼んだ馬券持ってる?…え?そうそう!8レースの527の三連単。8527で方舟。覚えやすい数字の奴」
マスターの広げる新聞には「大荒れの8レース 超穴場の5-2-7」の記事が…
「え?さっきも持ってきてたの?…あは~そうか。悪い悪い。んじゃあ早く戻ってきてよ。上手い飯おごるからさ」
顔を上げる塩の人
立ちあがるマスター
「さあて、皆にも何かご褒美を買ってやっか。にゃほーい!」
と駆けていく


ED


ご機嫌は
ゐかが
やよゐ

とても
よろしてくよ
加奈子

「そう、それは良かったわ」
「また面白い本を読みましたのよ」
「まあ、それは何という本かしら?」
「それは…ああ、タイトルを忘れてしまったわ」
「どんなお話か聞かせて下さる?」
「ええ、よろしくてよ」


それはとても可愛くふくよかで健康的且つ欲望に素直な少年と
その少年をただ一途に愛する少女のお話
人々の眼を欺き闇に忍び
様々な道具を使い敵と戦う中で
二人は本当の愛を知って行くの
そして少年は少女のピンチには大地を揺るがす怒りにより豹変するの

「まあ、なんてお話でしょう!」
「その小さな豚を連れた少年には決まった口癖があるの」
「なあに?聞かせて」
ポーズを取り竜巻を起こし…
「まこちゃん、いじ…」



「ヌカドコと言うと?」加奈子
「愛情を持って育てるとおいしく漬かるのよね」やよゐ
「他にも色々名前を付けているのよ。ヌカドコジョ、ヌカドコビッチ、ヌカドコマチ」
「漬物石にも名前つけてみようかしら」
「明日も元気に早起き!」


次回、「コンピューターおばあちゃん」


エンドカード(スクーターに乗ったマスターを中心に一、あらし、カヤ、潤、グラサン イラストはPOP)


挿入歌
「ギザギザハートの子守唄」(潤)
「思い出がいっぱい」(一)

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