第二からまつそう
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鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第30話「イシュバール殲滅戦」(内容前半) 「アニメあれこれ(85598)」
僅かな灯りが照らす部屋の入口に立つロイ
「結局、軍人になったのか…やはりまだお前に炎の錬金術は早いな」ベッドの上で上体を起こし座る眼光の鋭い男
「まだ、ですか?…結局今日まで錬金術の基礎しか教えて下さいませんでした」ロイ
「当たり前だ。軍の狗になり下がる様な奴には基礎を教える事ですら勿体ないわ」咳込む男
「錬金術は大衆のため。ですか?」
頷く男
「先生、周辺諸国の脅威に曝されている今、軍の強化こそが急務です。国民を守るために、錬金術は…」
「そんな言い訳は聞き飽きた!」
睨む男に気圧されるロイ
酷くなる咳に近づこうとするロイだが手で押さえる
「私には耐えがたいのです。先生ほどの方がこんな極貧に喘いでいるなんて…国家資格を取って下さい。そうすればさらなる研究が」
「研究はとうの昔に完成している」
「なんですって…」
「最高最強の錬金術だ。使い方によっては最悪にもなり得る。それを完成させ、そして満足してしまった」
宙を見つめる男
息を飲むロイ
「錬金術師は生きている限り真理を追い求めずにはいられない生き物だ。考える事を止めた時、錬金術師は死ぬ。私はとうの昔に死んで…」
自嘲する男が突然呻き大きく咳込む
「先生!」
咳こんだままベッドから転がり落ちる
「先生!ワカイ先生!!」
男の口から血が零れる
「娘を、頼む。私の研究は、全て、娘が…」
男の声が途絶え涙が伝う


第30話「イシュバール殲滅戦」


葉を落とした木
墓前に立つリザとロイ
「すみません。何から何までお世話になってしまって…」リザ
「気にしないで良い。弟子として当然だ。何かあったらいつでも軍部に尋ねてくると良い」と名刺を渡すロイ
受け取るリザ
「君も、私が軍人になった事を軽蔑するかい?…確かに、いつか路傍でゴミの様に死ぬかもしれない。それでも、この国の礎の一つとなって皆をこの手で守る事が出来れば幸せだと思っているよ」
じっと見つめるリザ
「あ…いや、青臭い夢を話してしまった」照れて顔を逸らすロイ
「いいえ。素晴らしい夢だと思います」
「え?」
「皆が幸せに暮らせる未来。信じていいですか?父の夢を、託して良いですか?」


シャワー
排水溝に吸い込まれていく水
シャワーに打たれたままのリザの背には錬成陣が描かれている
犬の声にハッとするリザ
嬉しそうに尻尾を振るブラックハヤテ号の下には…潰されたエドが
「ハヤテ号。ダメ」パジャマに着替え現れたリザ
大人しくお座りするハヤテ号
「ごめんなさいね」エドに謝るリザ
「良くある事だから…聞いたよ。大総統付きだって…」
「ええ」

「かなりハードだったみたいね」
銃を分解し手入れをするリザ
「人は撃って無いよ。撃たずに済んだ」
黙って手入れを続けるリザ
「否…撃てなかった」
顔を上げるリザ
「ダメだよな。覚悟が無いから迷惑かけてばっかりで…」
「何かあったの?」
「スカーが…ウインリィの両親の敵だったんだ」
手を止めるリザ
ウインリィがスカーに銃を向けた事が過るエド
「あの時、心底嫌だって思ったんだ。急に銃が怖い物に見えてさ。気が付いたら」
スカーの前、丸腰でウインリィを庇ったエド
「あいつ、スカーを殺したいくらい憎かったと思うんだ。後で見た事もないぐらいわんわん泣いてたもん。ホントダメだ。あいつの事少しも分かってなかった」
「生きて帰って来れたこその悩みね」
ハッと顔を上げるエドに
「でも、生き延びなきゃダメよ。大切な人のためにも。守ってあげてね」
コーヒーに口をつけながら目を向けるエドに
「大好きなんでしょ?ウインリィちゃんの事」
思いっきりコーヒーを吹くエド
コーヒー掛けられ迷惑そうなハヤテ号
赤くなって「いいや、その…」と慌ててブンブン首を振るエドとエドに掛けられたコーヒーを飛ばすためブンブン首を振るハヤテ号
「あれはただの幼馴染、家族みたいな…守るとか何とか…当たり前っちゅうか、あの…」
「ごめんなさいね。これ、重荷になっちゃったわね」
「中尉はさ、重荷に思った事無いの?」
「重いとか軽いとか、今さら言う資格私には無いもの」
「ん?」
「過去に人の命をたくさん奪ってるから。そして、この道を行くって決めたのも自分だから」
息を飲むエド
「イシュバール…イシュバールの話、聞いていいかな?」
クウンと見上げるハヤテ号
銃を組み立て終えるリザ

ドンと出されるスカーの足
傍に座るマルコー
「話してもらおう!イシュバールでお前達が何をしたか」


「イシュバールは岩と砂だらけの厳しい土地。そんな土地だから戒律の厳しい宗教と強靭な民族が生まれたのは無理からぬ事でしょうね。でも、アメストリスに併合された事で一部の人々は不満を募らせていた。そんな折」
アメストリスの軍人がイシュバール人の子どもを…
「一発の銃弾で不満は怒りとなってイシュバール全域に広がったの。暴動はやがて内乱となり、7年物長きにわたって続いた。そして1枚の書類が全てを決定したの」
大総統が記し印が押された書類
「大総統令3066号。イシュバール殲滅戦の開始を告げた。その紙切れが…」

響く軍靴
あちこちに上がる黒煙
国家錬金術師達が投入され…

「まさに地獄だった。空気は腐臭と硝煙の臭いで満ち、砂は流れた血で重く湿ったわ」
離れた高い場所から一発でイシュバール人を射止めるリザに表情が無い
「普通の兵士なら弾を乱射してその一発が偶然人の命を奪う事もある。でも狙撃は違う。引き金を引けば必ず人が死ぬ。原因と結果がこれほど明確に結びついているのは狙撃兵と国家錬金術師だけだわ」

「我が名は鉄血の錬金術師バスク・グラン。鉄と血、即ち兵器と兵士。この身こそ戦の先駆けにならんで何とする!?」
グランが両拳をぶつけ傍のレンガ壁に掌を押しだすと言葉通り兵器が繰り出される

指を弾き炎を上げる無表情なロイ

拳で地面が叩かれ現れた壁がイシュバール人から逃げ場を奪う
壁の向こう側では銃撃され死んでいくイシュバール人の声に怯えるアームストロング少尉が…

倒れた者をなお銃で突く兵士達

一人残され泣き喚く子ども

「おのれ!イシュバールのガキめ。よくも、畜生めが!」啖呵で運ばれるコマンチ?

何処かに向かうロイに気づくヒューズ

「ロイ!ロイ・マスタング」
振り返るロイ

「お前も来てたのか。久し振りだな。しかし…目付き変わっちまったな」ヒューズ
顔を洗い終え振り返ったロイの眼つきは殺伐としている
「そういうお前もな。人殺しの眼だ」
ハットするヒューズ「…ああ」
「士官学校でこの国の未来について皆で語り合ったっけなあ」ヒューズ
まだ煙が所々に上がる中を歩く二人
「ああ。美しい未来をな」
そういうロイの背後の地面は血に濡れている
「大尉!お手紙です」
「おう!ありがとよ」
と受け取ったヒューズが突然
「うわー!」と叫びだす
「何だ!?」
「俺の美しい未来さ!グレイシアって言うんだ」とルンルンと受け取った手紙を手に頬を染めハートマーク飛ばしながら抱きしめるヒューズ
「セントラルで、ずっと俺の帰りを待ってくれてる~!…一人でずっと!?うう!他の男がちょっかい出したらどうしよう!?」と歯ぎしり
呆れてみてるロイ
「否、俺みたいな良い男を置いて…グレイシアが浮気する訳がない。…イヤイヤしかし…」
「ヒューズ」
「ホイ?」
「一つ忠告しておく。映画や小説でよくあるパターンだ。戦場で恋人の話を持ち出した奴は、直ぐ死ぬ!」指で撃つ真似するロイ
「お前なあ…」突っ込むヒューズだが手紙をじっとみて「これで明日も生きて行けるんだ」
「ん?」
「この手紙だけが明日を夢見させてくれるんだよ。何時終わるともしれないこの戦場で」
「まさに出口の見えない戦争だ。国がどれだけ兵力を導入しようともこの砂漠は水の様に吸いこんでいくだけだ。苦労して制圧して、何が残る?…やっぱり砂だけじゃないか」
「ああ。内乱の鎮圧にしちゃあ徹底的過ぎる」
その時背後から足音が聞こえ振り返る二人
そこには銃を担いだ…
「お久しぶりです。マスタング少佐。覚えておいでですか?」荒んだ目をしたリザ
(何てことだ!?この人も、人殺しの眼になってしまった)


アイキャッチ(背中に陣が描かれた今より若いリザ)

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[2009/11/04 12:10] | アニメ | トラックバック(0) | コメント(0) |
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