第二からまつそう
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Pandora Hearts 第22話「Counter value of loss 失意の対価」(内容前半) 「アニメあれこれ(85598)」
(ジャック…ジャック!)頬を染め嬉しくて溜まらない様子のアリスだが…
ジャキと鋏で切り落とす音にハッとする
「おめでたい奴だね」
鋏を動かしながら落とした人形の腕を踏みつけ
「同情されているだけって事にも気付かないなんて、可哀そうなお姫様!」
振り向くと
「ヴィンセント…」
「そういう夢ばっか見てるとさ君も何時か」黒い何かを投げ出すヴィンセント
アリスの目に映る黒猫
目からは赤い…
「この猫みたいに何も見えなくなっちゃうよ!」
「チェシャーっ!」叫ぶアリス
ニヤリとするヴィンセント
「嫌い…嫌い…嫌い嫌い嫌い…許さない!」アリス


Counter value of loss 失意の対価



床に寝かせられたブレイクが目を覚ます
「ブレイク…」心配そうに覗きこむオズ
「オズ、君…ああ、そうか…私は…」上体を起こし頭に手をやり「アホ公爵の元に来て…」
「誰がアホ公爵じゃ!」突っ込むバルマ
「ああ、失礼!アホ毛公爵の間違いでしたっけねえ?」ニヤリと振り向くブレイク
詰まるバルマ
「ザークシーズ、大丈夫か?」額に包帯を巻いたレイム
「レイムさん?」
「無闇に力を使うなと言っておいたのに…」と頬を染め顔を背けブレイクにかけられていた上着を渡すレイム
上着を受け取るブレイク
「あまり心配をかけるな」離れるレイム
刻印に手をやるブレイク
「感謝するが良い!うぬが説明する手間を省いてやったのじゃ。これで心おきなくその続きを話せるじゃろう?」
扇を向けるバルマ
ふっと溜息をつくブレイク
「ブレイク…もし、その話をする事で…」オズ
「な~に遠慮してんだか!このガキは…」上着を羽織り
「聞きたくてしょうがない癖に!ガキはガキらしく自分の事だけ考えてれば良いんですよ」
天井を仰ぎ
「そうですねえ…そろそろ話しておきますか。バルマ公、あなたの情報もちゃんと話して貰いますよ」
「見縊るな!与えられたモノには対価で返すが我が流儀よ、ケビン・レグナード。己が罪の重みで沈められた深淵の果てでうぬは何を見たのじゃ?」
「我々がアビスの意志と呼んでいる存在…」



「ねえ、あなたのお名前は?…私の名前はアリスって言うのよ」
白いドレスに白髪の少女はアリスと名乗り…目を奪われたチェシャと言う名の猫耳の男のためにケビンの左目を抉った…

「奪われた左目…死の足音…そして」

突然苦しみ悶える白アリス
血が流れる左眼窩を抑えながらブレイクが目にしたのは…

肩に同じ年頃の黒髪の少年を担いだ幼い金髪の少年
その眼は右が紅、左は黄緑…
所々血に濡れている

「やあ…こんにちは、アリス」
「ヴィンセント!?」
「変なの…アリス、髪の毛が真っ白だ…」力なく、しかし笑いながらヴィンセント
倒れそうなアリスを支えるチェシャ
「否…そもそも、君がここにいる筈が無い。いちゃいけない。だって、君は死んだんだ…死んだんだ…あの時…確かに!…なのにどうして!?」言い放つヴィンセントの目に涙が溜まる
「何故あなたがここにいるのよ!?ヴィンセント」
よろよろと立ちあがろうとするヴィンセントを蹴るチェシャ
「チェシャは悪くなかったのに!」
棚に激突するヴィンセントに人形が降る
驚き目が離せないケビン
「ここは私の部屋よ!あなたなんかが入ってきて良い場所じゃないわ!」
「いじわるヴィンセント」
「何時も鋏で僕達を切り刻むヴィンセントだー!」
「うわー!」
人形達も騒ぎだす
「そうよ!私たちは何もしていないのにそいつは何時も…どうしてここにいるの?…嫌い、嫌いよ!ヴィンセントなんて大っ嫌い!」
頭を抱え異様な目をして言い放つアリスだが一転、涙をボロボロと零し声を上げて泣きだす
無垢な少女の様に…
その変化にギョッとするケビン
「何で?どうしてヴィンセントは私に意地悪ばかりするの?」
「何だ?」ケビン
「大丈夫だよ、アリス」
「泣かないで、アリス」
「ほら早く、もう片方の眼も取ろうよ!」
「チェシャに眼をつけてあげようよ!」
人形達が宥める
涙を拭いながら振り返ったアリスはケビンを見て
「誰?その人」
アリスの反応にギョッとするケビン
時計を見たアリスは
「いけない!もうお茶の時間だわ!!」
嬉しそうに両手を上げると時計の針がぐるぐると回りだしぴったり3時に
荘厳な鐘の音が響く
「さあさ皆、お茶会の準備をしなくっちゃ!」
ぱっと花弁を投げるアリス
途端にピンクのリボンが飾る白いクロスの掛ったテーブルとハートの背もたれの椅子が現れ…
ティーセットが跳ねるように歩き、部屋を赤いバラが飾る
「アリスのお茶会!」
「アリスのお茶会が始まるよ!」
「真っ赤なカーペットは血の匂い!」
「彼女の待ち人はまだ来ない」
ポットがカップにお茶を注ぎながら跳ねて行く
何事もなかったかの様に始まったお茶会に驚くケビン
「ねえねえ!ジャックはまだ来ないのかしら?こないだね、ジャックのお家に連れてってもらう約束をしたのよ!薔薇園を見た後森へ行くの。そしたらそこでお花を摘んでね」
楽しげに話すアリスだが…
声を立て嗤うヴィンセントが起き上がり
「相変わらずおめでたい頭だね。ねえアリス、いい事を教えてあげようか?」
振り返るアリス
「ジャックはね、ここには来ないよ。彼はきっともう、死んじゃってるよ」
「え…」
「僕はサブリエで見たんだ。血だらけのジャックを。グレンと戦ったんだ。服が真っ赤に染まっててさ、全身に薔薇が咲いたみたいで!」
愉快そうに話すヴィンセントを遮る様に
「嘘よ!ジャックは死んだりしないもの!!どうしてヴィンセントは意地悪ばかり…」
「ジャックは来ない!絶対に!!」涙が溜まった眼で睨みつけるヴィンセント

微笑みながら手を差し伸べてくれたジャック

「ジャックはお前を助けようとしてたのに…お前がいたからこんな事になった!!」
震える手を上げるアリス
「サブリエが壊れたのも、僕とギルがこんな目に遭ってるのも…お前がジャックを殺したんだ!」

ジャックの笑顔が過る

両手で耳を抑え「嘘よーーー!」
アリスが叫んだ途端、部屋が崩れ始める
「アリス…」チェシャ
「ジャック…ジャック…」
崩壊は部屋に留まらず
「空間が…消滅していく!?」ケビン
「そうだよ…皆壊れちゃえ!人が壊れて世界も壊れて、皆、皆おかしくなれば、僕も普通になれるよね?」声を立て嗤い続けるヴィンセント
(壊れてる…おかしくなった…)
ハッと思い起こすケビン
アルブスと築いた死体の山
(私が身を沈めたのも、そういう世界。そんな事は分かりきっていた筈)
天井も壁も崩壊し周囲は暗い空間に
吸い上げられる様に何処かに飛んでいくヴィンセントとギル
(思い出せ!何のために私がここに来たのかを!!)
飛ばされまいと剣を床に突き
「アヴィスの意志よ!この右目が欲しいのだろう?それがお前の望みならくれてやる!手でも足でもお前が望むモノを奪うが良い!!だから…だからどうか過去を変えてくれ!お前の力で!!アヴィスの意志!!!」
床に拳を叩きつけ叫ぶ様に訴えるケビン
棚も崩壊し人形達も飛ばされていく
アリスが飛んでしまわない様に抑えるチェシャ
「否、アリス!アリス!!アリス!!!」
振り返るアリス
ハッと見るケビン
二人の間の壁も崩れ持ち上がり…


「俺が…100年前の世界にいた?…ヴィンセントと共に!?」驚くギル
「どうしてアヴィスの意志はジャックの事を慕っていたんだ?それに何で自分の事をアリスって…」オズ
「うん…アリスか…バルマ家に代々受け継がれる書物の中にその名があったのお…」バルマ
驚くオズ
「その書は先代のバルマ公に託されたジャック=ベサリウスの手記だ」
「ジャックの!?」



「この先に記すのは私の出会った一人の少女に関する真実である。
彼女の名はアリス。彼女はバスカヴィル家の手により幽閉されており、その理由をグレンが私に教えてくれる事は無かった…」


一番上階にだけ窓がある円筒の様な形の塔
黒で模様を描く鉄柵のついた窓にピンクのカーテンが掛けられた可愛らしい部屋
「バスカヴィル家の敷地にこんな塔があったとはね…グレンが君をこんな所に閉じ込めているのかい?」
黒猫を抱え水色のふんわりとしたドレスの裾を床に広げ座っている黒髪のアリス
「わからないわ…でも、きっと皆、私の事が嫌いなのよ。でもね、あなたが来てくれてうれしいわ!ジャック」
微笑むアリスに表情を和らげるジャック
「よし!アリス。今度是非、私の家に遊びにおいで!」にっこりとジャック
「えっ!?…無理よ。そんなのグレンが許してくれるわけないわ」困惑するアリス
「大丈夫大丈夫!ばれなきゃ良いんだよ!」と片目を瞑るジャック
(ジャック!)嬉しそうなアリス
「ベザリウスの薔薇園はとても美しいんだよ」と手を差し出しアリスの手を取り立ちあがらせ
「近くの森で花を摘むのも楽しいかもしれないね」

「アリス、君に沢山の景色を見せてあげたいんだ」
ジャックに魅かれるアリス
アリスを慰めるジャックの言葉やピアノ


「私の眼には彼女はただの幼くて非力な少女にしか見えなかった。だが、何度も彼女の元を訪ねるうちに私はある違和感に気付き始めた…」


ジャックを黒のドレスで迎えるアリス
ハッとしてアリスを見るジャック


「最初に気づいたのは猫の態度だ。その猫はアリスに良く懐いていたが、時折あからさまに彼女を拒絶する事があった」


駆けよる黒猫がアリスに威嚇する
威嚇する黒猫を無関心に眺めるアリス



「好きな色、好きな本、彼女の好みは時により全く違うモノへと変わり、私との会話もかみ合わない事がよくあった」


様々な色や形のドレスを纏うアリス
可愛らしかったり、大人びていたり、清楚であったり、妖艶であったり…


「そして、私が一番気になったのは、彼女の雰囲気。無垢の少女の纏う柔らかな空気が時に…」


黒いドレスのアリスが振り返り
「ジャック!」
ジャックに抱きつくアリス
「君は、誰だい?君は、私が知っているアリスでは無いね?」
訝るジャックはアリスをそっと離し
「私の知っているアリスは…」
顔を上げニヤリと嗤うアリスにギョッとするジャック
「そうだ。私はお前の良く知るアリスでは無い。だがな」
足が露わになるのも構わずソファにリボンだけを巻いた片足をかけ振り返るアリス
「私も又、アリスだ。私とあいつは魂同士が結ばれた存在」
床につけた足と繋がる様に鏡像のアリスが…
「その繋がりを使ってあいつは一日の半分を深淵からこちらへとやってくるんだ」
「深淵…アヴィス!?」
「あいつは私で私はあいつ。同一にして異なる存在」
黒いアリスとそれを水面に映した様な白いアリス
「アリス…それが私達に与えられた名だ」

黒アリスが何かに触れる様に手を伸ばすとその手に合わせる様に白アリスが現れる
鏡に映った互いに、掌を合わせ、額を合わせ…


「これは、一つの真実。彼女達は人の胎の中で育ち、アヴィスで産み落とされ、今もなお深淵の鎖に繋がれ続けている双生児である」


指を組み合わせ、妖しく微笑みあう二人のアリス


CM





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[2009/09/11 16:18] | アニメ | トラックバック(0) | コメント(0) |
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