第二からまつそう
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鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第22話「遠くの背中」(内容後半) 「アニメあれこれ(85598)」
CM



アイキャッチ(スカー)


震える手で銃を構えるウインリィ
座り込んだまま立ち上がれない
「あの医者の娘か…お前には俺を撃つ権利がある」



隊列を組んだ兵士達が進む

「兄者!…兄者!…兄者!直ぐ近くまで国軍が来てるんだぞ」
スカーが家に駆けこむと薄暗い中何かを読んでいる兄
「そんな研究放っておいて!」
「待て!もう少しなんだ」
眼鏡をかけ穏やかな表情の兄
「ぬう!?何だ?その刺青は…」
「ああ!これか?錬金術の基本は理解、分解、再構築だ。この右腕が分解。左腕が再構築。東の錬丹術を研究し、私なりにアレンジした。その上で分かった事なんだが…どうもこの国の錬金術はおかしい」
「そんな事はどうでもいい!それより国軍が!!」
と覗きに来たイシュバール人が「おい」とスカーの肩を掴む

家の外に出たスカー達
「何故止める!一刻も早くここを!!」スカー
「頼むから押さえてくれよ」
「お前の兄の研究がイシュバールを救うかも知れんのだ」
「何!?」
「聞いたか?国家錬金術師の事を…」
「兵器として恐ろしい力でイシュバールを蹂躙していると言う話だ」
「同じアメストリスの国民であるのに…」
「それは知っているが…それと兄と何の関係がある?」
「お前の兄が国家錬金術師に対抗しえて」
「更にそれを越える強大な力で軍を壊滅させる方法を見つけ出すかもしれないのだ」
詰まるスカー
「力を越える力で」
「錬金術で奴らに報復を!」
「血の報いを!」
兄の研究に期待する人々に圧倒されるスカー
(見ろ、兄者。これが兄者が傾倒する錬金術だ。人のため、幸福のためと願っても)
「誰もそうは見てくれぬではないか!?」

国軍の攻撃は益々苛烈を増し、イシュバールの街に軍靴が響く
全く同じ表情の青い眼の兵士が進む
鳴き叫ぶ声
逃げる人々を塞ぐように壁が立ち上がり、追い詰められた人々が銃に倒れて行く
錬成されたと思しき武器が突き刺さり倒れている人々
建物の向こう、突然上がった炎に驚くスカー
(…これが錬金術か!?)
手に剣を持ってはいても負傷して座り込んだ者を銃で囲む兵士達
その眼は異様に青い
そこに殴りこむスカー
青い光が消えた兵士に浮かぶ怯え
(こんなもんが…イシュバールを救うと言うのか?)

一冊の糸で綴じられたノートを手に家を出る兄

兵士達に回し蹴りを喰らわせ、殴り、肘を落とし、倒すスカー
ふと壁に目をやれば銃殺された人々の姿が…
(破壊と殺りくを繰り返すだけのこんなものが)
爆発音がし黒煙が上がる
ハッとするスカー
「いかん!」
瓦礫を飛び越えながら走るスカーに手を振る人々
「父上!母上!無事でしたか?」
「ああ。大事ない。皆、逃げる準備をしていたのが幸いだった」
そこに駆け込んでくる兄
「間にあった!大事なモノをまとめていて遅れた」
「大事なモノ?」
ノートを渡す兄
「これ、お前が持っててくれ」
「何だこれは?」
「私の研究書だ。これしか持ちだせなかった。持って逃げてくれ!」
「ちょっと待て!」
スカーの衣の内側に入れる兄
「私にもしもの事があったらせっかくの研究がパーになる」
「自分で持って逃げればいいだろ!」
「お前は、厳しい修行を積んだ立派な武僧だ。私より、お前の方が生き残る確率が高い!」
じっと見つめる兄の目には動揺が…
「見ろ。足の震えが止まらない…情けない兄だ」
「兄者…」
ハッとする兄
振り返るスカー
建物の上から見下ろす様に立つ黒髪を後ろで一つにまとめた男
「国軍兵か?」問うスカー
その両掌には錬成陣(円に内接する正三角形の内側に右手には黒い円、左手には三日月が…)が描かれている
「錬成陣!?国家錬金術師!」兄
その言葉にニヤリとする男が両手を合わせると錬成光が走り…
建物に掌を突くとボコボコと壁に穴を開けながら進んでいく
揺れる地面
「伏せろー!」
叫びながら走る兄はスカーを庇う様に立ち…眩い光が世界を包む

破壊され塵が濃く舞う
横腹から血をが流しながら歩く兄
額に大きな傷を負ったスカーを見つけ
「しっかりしろ!死ぬな」
ハッとする兄
スカーの右腕が付け根に近い部分を残すばかりで失われている
地面に血が広がる
息が浅い
「くっ!糞!血が止まらん…腕は?…弟の腕は?」
周囲を探すも
「何処だ?…父さん…母さん…皆…」
血溜まりに倒れている父母
「誰か!」
伸ばした我が手に目を向ける兄
切断面傍に掌を置き
「生きろ…死んではいけない」
錬成光が…

ぼんやりと周囲が見えるにつれ声も聞こえてくる
「…イシュバールの誇りを見せてやる!」
「だったら尚の事逃げなさい!」
「そうだ!君を死なせるために治療したんじゃないぞ!」
「先生こそ、奥さんと一緒に…」苦痛を堪え案じる声
「患者が余計な心配をするな!」
「…兄者…」

「伏せろー!」自分を守る様に両腕を広げた兄の姿が…

「馬鹿な…俺を庇ったのか?」

自分も血を流しながら錬金術で治療してくれた兄の姿が…

「兄者…」
「自力で逃げられる人は逃げなさい!」
薄らと目を開けたスカーの目に入る金髪の女性
「気付いた!」
スカーの方を見る青い目
「動かないで!傷が開くわ。あなた!来て!あなた!」ウインリィの母
スカーを見つめる青い目
「まだ安静にしてなきゃだめだ!」ウインリィの父
青い目が、国軍の兵士達の青い目と重なる
目を見開くスカー
「誰か!そこの台車を。彼も一緒に連れてってくれ!」
手を伸ばすスカー
その腕には刺青が…
「兄者か!?…ああ…良かった…兄者は助か…」ハッとするスカー
その腕は我が身に…
「何だこれは!?」
叫ぶスカーにハッとする人々
突然暴れ出すスカー
「注射剤!」ウインリィ父
「もうないわ!さっきの男の子で全部」ウインリィ母

錯乱するスカーの頭の中に過る、兵士達の青い目、錬成光を帯びる兄の掌、自分を守ろうと立ちはだかった兄の背、そして…家族を襲った国家錬金術師の掌

「国家錬金術師…アメストリス人…許さん!」
目に入るのは手術に使う…
ハッとする老人と子ども
ふらふらと立ちあがるスカー
「貴様等…貴様等に…」
「ロックベル先生!」気付いた者が声をかける
スカーに気づく二人
ハッとして咄嗟に妻を守る夫だが…

刃先からぽたぽたと落ちる血
唸りながら丘を上るスカー
手には兄の研究書
夕陽の赤なのか、炎の紅なのか…真っ赤な空にはまだ火の粉が舞う
禿げた木が残る頂から破壊された街を望み叫び声を上げる



「撃つが良い」
「撃つな!ウインリィ。銃を下ろせ!」エド
「そんなモノ、持っちゃダメだ!ウインリィ!!」アル
「撃つが良い!だが、撃てばその瞬間に俺はお前を敵とみなす!」
「スカー!」アル
「手前!ウインリィに手出して見ろ!」エド
「殺すか?それも良いだろう。どちらかが滅ぶまで憎しみの連鎖は止められん!だが忘れるな!あの内乱で先に引き金を引いたのはアメストリス人!貴様らである事を!!」

階段に転がる熊のヌイグルミと血が流れる子どもの腕…
瓦礫と化した街に倒れる人々の姿…

「ダメだ!撃つなよ」
「早く銃を下ろしてここから離れるんだ!ウインリィ!」

震える手で銃を向けるウインリィだが…

「撃てないんなら、この場から立ち去れ!邪魔だあ!!」
地面に掌をつけ破壊するスカー
エドに向かって捲れ上がる地面
前に飛びスカーの腕に手を突き転回しながらエドが叫ぶ
「撃つなあーっ!!」
そのままウインリィの前に着地し庇うエド
ウインリィを庇うエドを前に躊躇するスカー

「伏せろー!」と自分を庇った兄の姿とウインリィを庇うエドが重なる
そしてあの時の国家錬金術師の姿と今の自分が…

(兄者…)
その隙に「うおーっ!」と回し蹴るアル
後退き間を取るスカー
両手を叩きフン!と地面に掌を置くアル
捲れ上がる地面を跳躍してかわすスカー
そのまま傍の壁を壊す

「馬鹿兄!何やってるんだ!?二人一遍に死ぬ気か!?」
アルの勢いに息をのむエド
「早くウインリィを安全な所へ!」立ちあがるアル
そのままスカーを追いかける
後ろを向くエド
ウインリィの震える手にはまだ銃が…
「ウインリィ。銃を離せ」手を抑えるエド
「…撃てなかった…」しゃくり上げる声も震える
「撃たないでくれ…頼むから」
「だって…父さんと母さんを殺したんだよ?…エドとアルも殺そうとして…なのにどうして…」
「お前は…ラッシュバレーで赤ん坊を取り上げて親子を救った」
一本ずつそっと指を外してやるエド
「俺に、立ちあがるための手と足をくれた」
両親とよく似た青い目から止めどなく涙が流れる
コトリと銃が落ちる
「お前の手は、人を殺す手じゃない。人を生かす手だ」
ウインリィの右手を両手で包むエド
「だから…」
俯くウインリィ
堪え切れずにエドに縋り声をあげ泣く
ウインリィの腕を支えるエドのオートメイル
その開かれた目には決意が籠る


ED



守るためには何かを捨てねばならぬのか?
捨てる覚悟が無い者は失い地に伏せるのか?
否、守る覚悟は伝播し災厄を凌駕する

次回、第23話「戦場の少女」

悲しみの涙は見せない
それが約束


エンドカードはスカーの兄



 
Blu-ray版。第1巻は発売中、第2巻は2009年9月30日発売!
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