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Pandora Hearts 第19話「The pool of Tears 涙の池」(内容後半) 「アニメあれこれ(85598)」
CM



懐中時計のオルゴールの音が聞こえる
「オルゴールの音?…何かしら」
赤いドレスの少女が音を探す
少女は…ロッティ!?
気に凭れた人物に気づきハッとするロッティ
「グレン様…」
と気配を感じたロッティはドレスの袖口からナイフを滑らせ手に持ち背後に突きつける
「これはこれは!何と凛々しいレディだろう」
マントのフードで顔まで覆われた緑の服の男
「あんたは?」
「ああ!ご心配なく。怪しいけ大したもんじゃないです」
「そこは怪しくないって言う所じゃないの?」剣を構えたまま問い返すロッティ
「アハハハハ。自ら怪しくないと主張した所で余計に怪しまれるだけでしょう?」
呆れるロッティ
「ジャック。シャルロットをからかうな」グレン
「シャルロット」ポンと手を叩き「では愛称はロッティでよろしいかな?」
ロッティが振り返るとフードを外すジャック
「はじめまして!ロッティ嬢。私の名はジャック=ベザリウス。ただのしがないオルゴール職人です」ニコリと微笑む
「ジャック…ベザリウス」


ベサリウス家は大した財産も持たぬ三流貴族で彼はそこの三男坊との事だった
親からの期待も薄い立場の所為か彼はあまりにも自由奔放でムカツク程にマイペースだった


使用人にちょっかい出しても無視されるジャック
花を出し声をかける様子はオズやオスカーと同じ
「知ってる?このバスカビル家の屋敷にはね、一般人は入れない様になってるの!」
ジャックを足蹴にし後ろに垂らした長い三つ編みを引っ張るロッティ
「…これでも一応貴族なんですけど…」
「毎日毎日どうやって忍び込んできてるのよ!?」三つ編みを引っ張ったまま何度も踏みつけるロッティ
「抜け道を教えて貰ったんだよ」
「抜け道?」思わぬ答えに手を緩めるロッティ
「ああそう。ここに来る時は使えばいいと言われたんだ」三つ編みの根元を痛そうに摩りながら振り向くジャック「グレンにね」
「ねえ、あんたはいつもグレン様に会いに来てるようだけど…その…グレン様とは…どう言った関係なの?」
「は?そんな事グレンに直接聞けばいいのに」
「む、無理に決まってるでしょ!?…そんな気安く声をかけていい御方じゃないんだから…」
「へえ」
いつの間にか肘枕でくつろいでいるジャック
「グレン様は私達の事を何処までお話になったの?」
「バスカヴィル家、か」


存在自体を闇に隠され続け、その担う役割も他の貴族とは一線を画する者達
そしてその一族を束ねるたった一人の当主、グレン=バスカヴィル


鎌を手にした死神を背景に語るジャック

睨むロッティだが
「ま、そんな重そうな肩書きはどうでもいいんだよ」
「え?」
「ただ私にとってあいつはお互い刺激し合える存在。そう!つまりは友なんだよ」
「友?」


それはなんとも実感のない言葉だった
私の知ってるグレン様は1人が好きでああいう煩い男は苦手な筈で…


懐中時計を取り出し揺らす
「どうだい?私の自信作だ」
「え?これあんたが作ったの?」
「そうだよ」
「でもあんた、オルゴール職人だって…」
「オルゴールも時計も動力源は同じだからね。それにほら!」
蓋を開けるジャック
それはあの旋律
「ちゃーんと自分の仕事もしているよ」
ハッとするロッティ
「この曲…あの時にも聞こえた。綺麗なメロディね。何ていう曲?」
ロッティの背後に黒い服の男が現れる
「レイシー」
ポッと赤くなり背後を見上げるロッティ
「レイシーだ。その曲は私が作ったんだ。気に入ったか?」頬笑みを浮かべる
(グレン様が、笑った)
と立ち去るグレン
蓋を閉じグレンを追うジャック
二人並び楽しげに去っていく後ろ姿を見送るロッティ


それは、グレン様とジャックが共に作りあげた芸術。
そこに入り込めない事を悔しくも感じたが、それでも、グレン様が笑っておられたから、それだけで十分だと思った。
ほんの一瞬でもそんな穏やかな時間が続けばいいと私は願っていた
だけど…


葉を巻き上げる強い風に不吉な予感を感じさせる

「グレン様、今何と?」ロッティ
「王侯貴族が集いしこの首都サブリエの城で何故そのような事を…」
「グレン様」
剣を床に突き3人を黙らすグレン
「これは命令だ!」
その剣幕に顔を上げるロッティ
「女子供も関係ない!この城にいる者は一人残らず殺せ!今直ぐにだ」

炎に包まれる城
城の中には倒れ伏す人々が血を流し…
柱もバスカヴィルの民も飛び散る血に濡れる


バスカヴィルの赤い衣が黒に染まるほど、私達は殺して、殺して、殺して、殺して、殺して…


バスカヴィルの民の傍にはリオンも…
稲光の様な光が走る黒い円は城を中心に消えたサブリエの街の跡


後にそれは、サブリエの悲劇と呼ばれる事になる


オズを睨むロッティ
「久しいな。バスカヴィルの民よ…こんな所で再び出会う事になるとはね、ロッティ」オズの姿を借りたジャック
「ねえジャック。あんたなら知ってるんじゃないの?グレン様が今何処にいらっしゃるのか」立ちあがるロッティ
「ロッティ、勘違いをしないでおくれ。私が表に出てきたのは話をするためではない。君達をこの場から退けるためだ」
「何を偉そうに!英雄とか言われて良い気にでもなってる訳?親友だって言ってたくせに!あの事件の後、あんたのベザリウス家は大出世よ!さぞかし嬉しいでしょうね?」
「私が!」
突然オズの足下から光が渦巻き、沈むように円に削れる
「私が出世のためにグレン殺したとでも?そう言いたいのか?…いいかい?ロッティ。これ以上の警告はしないよ。ビーラビットの力に君達は勝てない」
ジャックの背後、地面から浮かび上がる様に現れるビーラビット
「だから引きなさい!」
近づこうとするロッティを抑え
「ロッティさん」止める
「ロッティ…私が多くを語らないのは大切な友の名誉を守るためだ。君達も又同じ事を繰り返すと言うのなら、この世は再び死神を滅する剣と化すだろう」
「好きにしなさい!私達はただ主の命に従うだけだ。何度あんたがグレン様を殺そうと」睨みつけるロッティ「何度でも見つけ出してみせる!」
去っていくバスカヴィルの民
ジャックの周囲を取り巻いていた光と風が止む
力が抜けた様に座り込む…オズとジャック
薄暗い空間、同じ水の上に波紋を広げながら
ハッとするオズ
「オズ」
オズが顔を上げるとオズの前に同じ様に座り込んでいるジャックが
「人はなんて弱い生き物だろうね」
(ジャック…)
「私も…そしてグレンも…」自分で自分を抱きしめる様にするジャック
突然苦しげに耳を塞ぐオズ
(何だ?頭に何か…入ってくる!?)


「何故だ!」

ジャックの声にハッとするオズ
オズの目の前にジャックとグレンが…

「どうしてお前がこんな!?」剣を手にしたジャックがグレンに問う「答えろ!」
振り返らず剣を持つ手に力を込めるグレン
「答えろグレン!」
グレンの剣からは血が滴っている
「…ジャック」
剣を払うと剣に着いた血がジャックの頬に跳ねる
「…止めろ…」
ジャックに向けられる剣先
「私はお前を…殺したくない」
構えるジャック
揺らがないグレンの剣
「殺したくないんだー!」
剣を振り上げ、振り下ろす

ハッと顔を上げるオズ
荒い息
ジャックが現れた時に抉れた円の中心に座り込んでいる
気を失っていたエリオットが頭を摩り置き上がる
「…ん?何があったんだ?一体…」


エイダを背負い歩くエリオット
後に続くリーオ
少し離れてオズも


(さっき流れ込んできたのは、ジャックの感情。…殺したくない。そう心で叫びながらも、彼は友に剣を向けたのか…辛くて、苦しくて、胸が潰されるかと思った)

思いだされる殺したくないと言った時のジャックの様子
ジャックに向けられたグレンの剣から跳ねジャックの頬に着いた血
胸に手をやり壁に手をつき進むオズ

(俺ならきっと、逃げる。友に剣を向けずに済む様に)

ギルの銃を自分に向けた様に…

(もし殺されそうになったとしても、その状況を受け入れようとするんだろうなあ)


「それで誰かを救えた気になっているのか?」そう言ってオズを詰ったエリオット


(思ってないよ。あいつの言う通り俺は自分が傷つきたくないだけだ)


「人はなんて弱い生き物だろうね」弱弱しく自分で自分を抱きしめる様に言ったジャック


(やめてくれよ。あんたが弱いというなら俺は如何なるんだ?俺には何にも背負えない。だって…自分の姿すら俺には見えて無いのだから)ぎゅっと目をつぶり歯を食いしばるオズ

壁を叩き

(これは、自分から目を逸らし続けてきた報いだ!拒絶される事を怖れて周りの反応にばかり敏感になった臆病者)


「お前はきっと、そのガキが寒い思いをしてるのが悲しいんだろう」暖炉の炎の傍背中合わせ凭れたアリスはそう言った


(指摘されなければ気づけない)


「君は一体何処にいるんだい?」ブレイク


(問われた意味すら分からない。そう。誰よりも、何よりも、俺は、自分の事が…分からない)
足を止め座り込むオズ
気付いて振り返るエリオットとリーオ
「どうした?」エリオット
「いえ…ちょっと凹んでるだけです。お気になさらず」
「はあ?ってか何で敬語?」
「自分のダメさ加減に気づいてしまいました…」俯き膝に顔を埋めるオズ
「エリオットが言い過ぎるから」リーオ
「俺の所為かよ!?」
「相手の事情を考えずに言いたい事言っちゃうのは気味の悪い癖だよ」
「俺は…ずっと同じ場所にいたんだ。あの時からちっとも前に勧めていなかった。それが情けない。悔しい!」
「ばっかかお前は!?」リーオにエイダを任せオズを怒鳴りつけるエリオット
思わず顔を上げるオズ
「リーオの言う通りお前の事情は知らねえけど、だけどお前は気づけたんだろう?だったら」
オズの腕を掴み引き上げる
その勢いで一歩踏み出すオズ
「その時点で一歩前に進んでんだよ!」
目を見開くオズ
リーオからエイダを受け取り横抱きに抱えるエリオット
「そこから先は好きにしろ」
再び歩き出す
光が射す階段を…
「そのまま進もうが、戻ろうが、違う道を行こうが、全ては」
振り返り
「お前次第だ!」
「優しいね。エリオットは」
光に照らされ階段を上っていくエリオットとリーオ
「何をだ?」
(自分の、自分の弱さを知った時、そこから強さが始まるなら)
後ろを振り返り見つめるオズ
(俺は前に進めるだろうか?)
前に向き直り走りだす
(ぐちゃぐちゃになった思いを抱えながらも)
明るい光に向かって階段を駆け上がる
オズを待つエリオット達
(それでも)
光溢れる外に飛び出る
(この光に、恥じない様に)



ED



キスぐらい、私とオズもしたコトあるぞ
世間一般では、それをお酒って言うんだよ
乙女スイッチが入ってしまった……!
ちょっと空気読めよ、ギル!
お姉様が優しく教えて差し上げますわ
なんだ、ロマンとは?ウマいのか?
俺は……俺なりに進んでおかないと

次回、「うつりゆく音」




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[2009/08/21 21:22] | アニメ | トラックバック(0) | コメント(0) |
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