第二からまつそう
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宙のまにまに 第4話「夜明けまで」(内容後半) 「アニメあれこれ(85598)」
CM


山間を走る列車
「イイ!…イイ!」
窓際に座る小夜にピントが合わせられシャッターが切られる
「イイネ!さあ、目線をこっちに」
きょとんと振り向く小夜
「艶めかしく可憐に!」
睨む姫
「時には刺す様に!」
カメラを手にした江戸川
「おい!何で江戸川まで来てるんだ?」突っ込む朔
「何だよ~?水臭い事言うなって!」
「あ!あの、梨剥いて来たんだけど食べる?」
差し出す小夜
「食っべま~す!」
「静かにしろよ!何でそんなに誰より楽しんじゃってんだよ!?」

山に囲まれた湖
湖畔には泳ぐ人やボートに乗る人々の姿が…
伸びをする美星
「ついたー!」
「去年とは別の合宿地だからどんなとこかと思っていたけど良い所じゃない」小夜
「これ湖?すごーい!海みたい」姫
「ここなら観測にも申し分なさそうだね」部長

1学期の終業から間もなく夏休みという実感を味わうより先に新月の暗い夜を狙って天文部は初の合宿地、東北のとある湖畔へとやって来た

「わー!見てみて!スワンボート。私あれ大好き!」美星
途端に噴き出す朔
「ほ?」
(思い出してしまった…)頬が赤くなる朔

「大好き!」
姫に問われ答えた美星の言葉が…

(別に意識する事でもないのに…相手はあのみーちゃんだぞ!…東北の夏は暑いのにどこか涼しくて…調子が狂う。気にするな、気にするな)
「さあ行こう!直ぐ行こう!」
(やっぱり気にしてる~…)こっそり涙の姫

「おーい!天文部~!」
「師岡先生!」
「全員揃っているか?悪いね。付きっきりじゃなくて」
「引き受けて下さっただけで十分です」小夜
「名ばかりでも副顧問だからねえ。丁度正顧問してる部も合宿だったし」
現れたのは…
「ああっ!?」
驚く天文部
「精一杯の皮肉を込めて、ごきげんよう!」
「フーミン!と文芸部の皆様方!?」
「車内でうるさい子どもがいると思ったらあなた達だったのね?車両が離れててよかったわ」眼鏡をくいと上げる会長
「図らずも同じ時期に合宿が重なってしまったけど、こちらには迷惑かけないでくれる?ただでさえ羽目を外すんだから、あなた達」
「そんな!?羽目を外すなんて…」小夜
そこに凄い勢いで駆け込んでくる江戸川が
「イッエーイ!水着のお姉さ~ん!早く泳ぎに行こうぜ!!水着、水着にお姉さんがいっぱ~い!」
がしっと江戸川の首に腕をかけ連れ去る朔「黙っとけー!」
「一寸?今の写真部じゃ?」迫る会長
「何の事かしら?」誤魔化す小夜
「それより泊まる所泊まる所。合宿所へ移動しましょう」部長
「ああ。湖から直ぐだよ。学校の持っている合宿所の一つでね…蒼流荘。ここだ」先生
中々立派な合宿所に皆どよめく!
「すっごい綺麗…」美星
「ホントに?ホントにこんなとこ泊まれるの?」小夜
「中も広ーい!リゾートっぽ~い!きゃっほー!」
飛び込んで行こうとする美星だが
「否、違う違う!天文部は…あっち!」
先生が指差した先にはボロボロの古い蒼流荘が…
愕然となる天文部
「軽く廃墟なんですけど…」突っ込む朔
「頑張れー!先生はこっち泊まるからー!」にこやかに手を振る先生
「「「先生!?」」」
「部員数と実績の差。って奴かしら?細かい事は目をつぶってあげるわ。精々頑張って」会長
どんより天文部

屋根には草花が生え、天井は蜘蛛の巣だらけ
カーテンも破れてボロボロ
襖も外れ木の葉や物が散乱…
唸る美星だが
「へこたれませーん!おーりゃー!!」
雑巾をかけ、箒で払い、はたきをかけ…凄い勢いで掃除していく
呆気にとられる朔達
「おお!」
「汚れが見る見る綺麗になってく」
「…よし!」ブレーキ掛ける美星
手にしたモップをくるくる回転させ「清掃完了!」
ボロいながらも綺麗になった部屋
「「「「「ほお~!」」」」」
「じゃあ、お休み!」布団に倒れこむ美星
「って寝るの!?湖水浴は?アバンチュールは?」江戸川
「うーん。確かに丁度いい時間かも。ひと眠りしましょうか」時計を見て言う小夜
驚く江戸川に
「天文部の本番は夜!だからね」
「ええーっ!?…あ~あ!拍子抜け~。今からなんか寝られないよな~!」座布団を敷いて横になる江戸川
「まあな…ん?あ!?」窓の外を眺めていた朔だが
ヘルメットをかぶる江戸川
「何それ?」
「決まってるだろ?小夜先輩の寝姿を拝見しに行くんだー!」マイクと大成功のプラカードまで用意している江戸川
「それ昼寝じゃダメだろ!」
「じゃあ、ナンパ!大丈夫!二人でやれば怖くない!しかもリゾート地でのナンパは成功率も高いと聞くぞ」
「一人で行けー!」朔に放り出される江戸川

溜息をつく朔
(調子が狂う…)

「大好き!」
美星が過る

「ああ!それはもう良いから!」とイメージを追い払い再び溜息朔
(別にいつもの事なんだから気にする事無いのに…そうしてこんなんなっちゃってるんだ?)

布団をかぶってもぱっちり目が開いてる姫
(うーうー…寝られな~い!)
もんもんとしてる人がここにも一人

ぱっちりおめめが書かれたアイマスクで眠る部長
美星と小夜もぐっすりと…

水着のお姉さんの間を駆ける江戸川
「水着のITバブルや~!」
一番エンジョイしてる人

虫の音
すっかり暗くなった部屋の中寝息を立てる朔が目を覚ます
(暗い…夜!)
がばっと起きると外も真っ暗
「部長?…皆?」
暗い部屋の中を歩き外に出ると…
(暗さが違う…月が無いから?街明かりが少ないから?…夜ってこんなに暗かったんだ…)
「あ…」
目の前に幼い頃の美星が振り返る
「朔ちゃん!」
ハッとする朔の目の前には鍋を抱えた今の美星が
「おはよう!良く眠れた?」
そこ彼処に置かれた小さな灯り
テーブルの上で食事の用意が…
「えへ!一度起こしたけど起きないから寝ててもらったの!ご飯出来たから呼びに行くとこだったんだよー!」にっこりと美星
(おお…何だ?今の…)
「朔君。凄いでしょう?美星のアイデアなの」
沢山の蝋燭の灯りがゆらゆらと
「今日はもう明るい光は見ない。皆で小さな光を一杯見るんだーって」
「凄いよなあ!俺も初めはびっくりした!」タオルを首に掛けた江戸川
「江戸川…って言うか、俺はお前の肌にもびっくりだが!?」
「焼き過ぎましたー」ヒリヒリ「でも大丈夫!ちゃーんとセッティングはしたぜえ!!」
○ーブリーズらしきものを手にした江戸川ではあったが
「カメラで星の写真を撮ろう!夜露対策は一先ず置いといてレリーズと三脚で撮っちゃおバージョン!」
「おお!このカメラは昼間使ってたのと一緒じゃん」
「良いんだよ。昼に使うカメラと一緒で。バルブかタイムの機能さえあれば。後はシャッターを切るためのレリーズ。カメラを固定する三脚さえあれば撮影可能!らしい。ピントは無限!絞りは開放で」
「ムゲ…カイホウ?」チンプンカンプンな朔
「やってみりゃ分っかーる!上手く撮るにはテクとか装備がいるけど先ずは写れば良いんだよ。まあ見てな!ちゃーんと写真部の先輩に教わって来たんだからー!」
とレリーズを右手に左掌を前に向け構える江戸川
「セイ!…ゼイ!」
レリーズを押し
「フン!…そしてきっちり計測30秒」腕時計で測り「27、28、29、エイッ!とお」
レリーズから指を離し息を吐き出す江戸川
「フン!お前はもう写っている!!」
「何かそれ、余計な事吹きこまれてるから…」

食事を終える頃には燃え尽きてくる蝋燭が一つ消え二つ消え…
溜息を洩らす皆
周囲がだんだんと暗くなっていく
「そろそろ、本番にしましょうか?」小夜
「目指すは浜辺!」シートを手に駆けだす美星
皆も二人に続く
湖には湖畔に立つ建物の灯りが僅かにあるだけ
「第1回天文部夏合宿第1夜!天の川ー!」
煙る様に細かい星々が川を作る
口を開いたまま見上げる江戸川、朔、姫
沢山の星が煌めく
「何これ!?キラキラしてる…」宙を見上げる姫の瞳に映る天の川
「凄い…」朔の眼鏡にも…
「プラネタリウムみたい…」手を伸ばす姫
「キャンドルだけで外にいたから目が慣れてるでしょう?」微笑む美星
(暗い闇の中、そういうみーちゃんの表情は何故か分かった)
朔の目に笑顔の美星が映る
美星をじっと見つめる朔を見る姫は朔の傍により
「大八木君…その、この間、変な事言ってごめんね。せっかくの合宿なのに、私大八木君が気にしていたら如何しようかって…」
「こ、こっちこそ!何か気を使わせたみたいで…と言うか、蒔田さんが何言ったか蛙の恐怖で良く覚えて無いんだけど…」
「ナヌ!?」
「せっかくなんだから、もっとお互い楽しもう。何かああいうの見てると気が抜けてきた」
はしゃぐ美星の姿
「今日も良い物見せてあげるよ。楽しいよって子どもの頃の夏休みと同じ顔。俺も口では嫌がってても何があるんだろうってワクワクして、まるで夜を走る共犯者みたいな…そういうの思いだしたら何だか…あ!…上手く言えないけど」と微笑む朔
幼い頃の美星に連れられた朔の姿
「ううん。じゃあ今日は皆が共犯者?」
「うん」
(闇に紛れて宙の宝石を分かち合う…共犯者)


窓の外をそっと見る会長
「あ!琴塚先輩」
ハッとする会長
「何気にしてるんですかあ?」
文芸部の後輩達
「何言ってるの!?」焦る会長だが「消灯よ!」
「「キャアー!」」楽しそうに笑う後輩達

三脚にセットされたカメラ
シートの上に布団を被り寝転びながら宙を見る天文部


その後僕達は夜が明けるまで外にいた
宙の深さに怖くなると時々声をあげて…


江戸川が意味不明な事を叫んで笑う皆


空を移動する光の点が…
「あ!人工衛星。朝が近い証拠だよ!」指差す美星

上っていた星が沈み違う季節の星空が上る
段々と白んでくるのに伴い星が見えなくなっていく
夜明け

多分、この先、夜明けと言う言葉を聞いたらこの日の朝を思い出すんだろうな。何て思いながら…

陽が昇り眩しい光が広がる


険しい会長の顔
畳の上に眠る天文部員達
ワナワナと震える会長
「な…な…」
男女の別なく倒れこんでいる姿に
「何してるのーっ!?」
会長の叫びが木霊する


次回、「言葉の星」

「不純異性交遊」(笑)が
発覚した天文部

夜の活動を禁止されて
どうする美星たち!?



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[2009/07/29 14:39] | アニメ | トラックバック(0) | コメント(0) |
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