第二からまつそう
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夏のあらし! 第9話「HERO(ヒーローになる時、それは今)」(内容前半) 「アニメあれこれ(85598)」
―ご機嫌はゐかが、やよゐ。
―とてもよろしくてよ、加奈子。
「そう、それはよかったわ」
「又、面白い本を読みましたのよ」
「まあ。それは何という本かしら?」
「それは…あ、タイトルを忘れてしまったわ」
「どんなお話しか聞かせて下さる?」
「ええ。よろしくてよ」

それは随意なる学び舎での物語
突如現れた端麗な指導者に感興を湧かせた個性豊かな学童達は
様々な遊戯を繰り返す
学童達の純粋な瞳の奥に隠されし求知心にも
強き真理を指針とした指導者は熱い魂を以て応える
そして次第に学究の心は一つになっていくのであった

「まあ、なんて感動的なお話でしょう」
「その指導者には決まった口癖があるの」
「なあに?聞かせて」
「それは…」
「それは?」
「それは…(巻き戻し?)」
「それは?」
「それは…」
椅子から倒れ落ちるやよゐ
「やよゐ?…やよゐ!」

OP(9度目の夏の恋はもう戻れないんです~「もう戻れないんです篇」)


青空に入道雲
方舟
「いや~実はこれなんだけどねえ」マスター
しめ鯖
「鯖の刺身?」一
「思いっきり賞味期限が切れてますねえ」潤
「先々週晩酌のつまみに買っといたんだけどすっかり忘れちゃっててさあ」
「げ!…何か異臭が…」鼻をつまむ一
「マスター…まさか又これを…」カヤ
「そう!これをタイムトリップで賞味期限より昔に持ってってよ」
「又その話ですか!?」潤
「平気平気!賞味期限より前に行って食べれば」
「だからそれば無理です!」カヤ
「ここに午後4時以降に調理しましたって書いてあるだろう?」
「それは関係ありません!」
「関サバで高かったんだよ」
「そう言う問題じゃありません!」
「まあ~心配するのも一理あるから、一が毒味して大丈夫だったら昔の私に食べさせてよ」
「ヤバいの俺じゃねえかよ!」
「サバはマズイですよ!サバは」
「そう言うなって!考えがあるから」
「「「「ん?」」」」
「今度はこれをうんと前に持ってくんだよ。賞味期限なんてケチ臭い事言わず、思いっきり以前。半年くらい前に。それなら安全だろう?」
「そっかあ…それなら安全かも!」あらし
「安全じゃありません!」
「もう!何で分かんないかなあ?頭悪い奴だなあ」
「私の方ですか!?」
「良いから1回試してみてよ!そしたらどっちが正しいか分かるから」
「一寸待って下さい。半年前って賞味以前に製造日前じゃないですか?」
「あ…」
「と言う事はこのサバが刺身になる前?」一
「スーパーにも届いてないよ」潤
「まだ海を泳いでる頃ね」カヤ
「それじゃあ食べられないねえ」肩を落とすあらし
「そっかあ…ダメかあ」
「はい。半年はサバを読み過ぎです」カヤ
凍りついたのがパリーンと割れる
「塩、下さ」塩の人も凍りついている
暴風雪に覆われる方舟


HERO ヒーローになる時、それは今


「でも勿体ないなあ。高かったのになあ」マスター
「もう諦めて下さい。お腹壊しますよ」カヤ
「昔にタイムトリップ出来る奴がいるんだからどうにかなりそうなんだけどなあ」
「無理ですよ。過去に行けば何でも出来る訳じゃないですから。タイムパラドックスだってあるし」潤
「タイムパラドックス?」
「有名な指向実験ですよ。もし俺が過去に行ってマスターにサバが傷む前に食べる様に忠告したらどうなるか?マスターがサバを食べたらサバが傷まない。傷まないと俺は過去のマスターに忠告には行かない。するとやっぱりサバを忘れられる。果たしてサバは傷むのか?」一
「ふうん。で、答えは?」
「答えなんか無いっすよ。パラドックスだから」
「答えが無えクイズ何か出すなよ!考え出したら眠れなくなるだろう?」
「や、クイズじゃないから」
「うーん。やっぱりこの傷、気になるわねえ」カウンターを拭くあらし
「ああ、カヤさんが彫った奴ですね」潤
「カヤが?」あらし
店長さんに会いに行った時を思い出す潤
「過去に飛んだ時ずーっとカリカリやってたんですよ。少しでも店長と話すればいいのに」
「へー!可愛いんだー」
赤くなるカヤ
「そ…そんな…何を…」
「そう言えばあらしさんは毎年の夏この方舟にいたんですよね?」一
「そうだよ」
「この傷に気づいたのって何時ですか?」
「カヤと潤君が飛んでた時だけど…一ちゃんも一緒にいたじゃない」
「それまで見たこと無かったんすか?」
「う~ん…覚えてないなあ。言われてみればあったようななかったような」
「60年前に彫られたって事はこの傷はその時からずっとあったわけですよね?」
「そう言う事になるのかな」
「八坂、何がそんなに気になるんだ?」潤
「カウンターに傷が出来た時、傷の無いカウンターは何処へ行ったと思う?」
「は?」

やよゐと加奈子の屋敷
「全くだらしないわね。女学生一人連れてくるのに何時まで掛っているの?」加奈子
眠るやよゐ
ステンドグラスを背景に加奈子の影
「それでよく探偵を名乗っていられるわね」
「いやー。一寸賭けに負けちまいましてね。一応その約束が…」グラサン
「何を言っているの?あなたは依頼を受けたのでしょう?」
「それはそうなんですが…その嵐山小夜子って方、何つうか変な子でして…失礼ですが本当にお宅さん達はお身内さんなんですかい?」
「自分の体たらくを棚にあげて依頼人を詮索するの?」
「いえ、そう言うつもりじゃ…」
何かが放たれ床が赤く…
「あなたには理解出来ないと思うけど、残り少ない大切な身内なの。私達は」

「今更何言ってんだよ?お前。過去に行って何かすれば歴史に影響を与えるのは分かり切ってる事だろう?」潤
「歴史が変わるのは百も承知だ。死ぬはずだった人間を助けに行ってるんだからな」一
「じゃあ何が気になるんだよ?」
「歴史が変わったら変わる前の歴史は何処へ行くのかって言ってるんだよ」
「変わる前の歴史?」
「俺達がそれまで暮らしていた世界だよ」
「私知ってるよ!あれだろ?並行世界。パラレルワールド」マスター
「詳しいですね」
「ま、私だって漫画くらい読むからねえ。現在は現在、天界は天界で、魔界は魔界だろ?」
「それ、微妙に違うと思います」
「例えば俺が初めて助けに行った二人。村田のおっさんとその息子の三吉は俺とあらしさんが助けなかったら空襲で死んでいた。そしたら村田三吉だけでなく三吉の子孫も今のこの世にはいない筈だ。しかし俺達は三吉を助けた。その三吉が大人になって子どもが生まれたらその子は突然この世に出現するのか?」
「それは…」
「もしかすると過去で何かしたら歴史そのものが変わるんじゃ無く俺達が別の世界に飛んできてるんじゃ無いのか?」
「ん」
「塩下さい」
ナフキンに説明図を描く一
「つまりこういう考えだ。俺とあらしさんが過去に行って三吉を助けると新しい歴史が生まれる」
「塩下さい」
「そして!過去から戻る時に既に変わった世界に帰ってくるんだ」
「あの…塩」一の説明にまで入って訴える塩の人
無視してメガネをずり上げ
「ここで問題なのは前にいた世界の記憶を持っているって事だ」
「塩下さーい…」
「三吉が死んでる世界から三吉が生きてる世界に移動した事が自分で認識出来る筈なんだ」
「筈?」
「俺は過去に行く前に現代で三吉が生きていたかどうか知らない」
「私も、それは知らないの」テーブルを拭きながらあらし
「あらしさん…」
「それじゃああらしさんはどうやって助けなきゃいけない人を探してるんですか?」潤
「何となく…かな?」
「何となくって…」
「何となく分かっちゃうんだよね。誰が空襲に遭うのか。だから私がこれから助ける人が助ける前からこの時代に生きているかどうかも知らないの」
「問題はもし仮に俺達が変えた歴史の方に移動してきているとしたら変わる前の世界はどうなっちまうかって事だ。俺達が時間を飛ぶたびにドンドン新しい世界が増えるのか?それとも新しい世界が生まれたら消えちまうのか?」
「あ!」
「過去でサバを食べさせたらサバが傷んでいる今の俺達の世界は如何なるんだ?」
雰囲気を破る様にドアが開く
「どっちでもいいじゃねえか!別に問題が起きてねえなら」マスター
店に入ってくる常連の怪しい男
「良くない!これはこの先誰かが科学で証明する事だ。そうすればあらゆる事象がリセット出来る様になるんだ。死ぬ筈の人間を助けるって事は死んだ人間を生き返らせる事と同じだぜ」
見つめるあらし
あらしの様子を窺うカヤ
「これが科学的に解明されて誰にでも出来る様になったら素晴らしいじゃねえか!ねえ!あらしさん」
「私には難しい事はよく分からないよ」
「ええ?」
「もしこの力が解明されたらきっと沢山の間違った使い方をされてきっと沢山の人が悲しむ事になるんだよ。少なくとも私の時代はそうだった」
「あらしさん…」
「それに、私だって同じ。誰かを助けた代わりに誰かが消えちゃうような事をしているんだから」
「え?」
「歴史が変われば生まれなくなる人もいるのよ」カヤ
「あ!」
「そこんとこ、私の中でも難しい所でね。でも何か目の前で不幸になる人放っとけ無くて…さあて!水撒き水撒き!」
桶と柄杓を手に店の外に向かうあらしの寂しげな背中
「ファイト!おー」何処か空元気

水を撒くあらし
「俺…何か悪い事言ったか?」一
「紛う事無きサイテー野郎だな」マスター
ズシリと落ちてくるサイテー野郎の岩に潰される一
「科学だか何だか知らねえがお前は惚れた女の正義を全否定した訳だ」
更に岩が…
「戯言並べる前に目の前の女守る知識を身につけた方が生き物として100倍真っ当ってもんだ…それが出来ねえ内はタダのガキだ。ウザってえ。惚れただ何だ口にするな!言葉が穢れる!」
赤くなって抗議する一
「さ、詐欺女にそこまで言われたかねえ!」
「ば~か!詐欺女だから分かるんじゃねえか!忠告だ!黙って聞いとけ」
「どうすりゃいんだよ?」
「手前で考えろ!それだけだ」


CM



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