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屍姫 玄 第11話(第24話)「一○八の嘘」(内容後半) 「アニメあれこれ(85598)」
CM


雨に当たる黄色い傘
さあさあと降る雨の中和傘をさし石段を下りて行く今より若い赤紗

「私は愛していた。彼女を」

生前のヒビキ
雨の中傘をさし赤紗を待つ
頬を染め笑顔で…

「ヒビキ」

石段の下、小学生の赤紗と思しき少年とヒビキと思しき少女が並ぶ

「光言宗の修行を始めるずっと前、子どもの頃からヒビキと私はいつも一緒でした」

中学の校門前に並ぶ中学生の二人
高校でも…

「お互い身寄りもなく支え合う友達関係はいつしか恋人へと変わっていったのです」

石段を下りてきた赤紗を笑顔で迎えるヒビキ
穏やかに微笑む赤紗
赤紗の傘に入るヒビキ
寄り添う二人

「しかし…」

窓辺には花弁が一枚散った白い薔薇
零れ落ちる滴

「彼女の体は脆かった」

痩せ衰え横たえられたヒビキ
頭を覆われ酸素マスクをつけている

「若くして難病に侵されてしまった」

赤紗に囁くヒビキ
立ち上がり呆然とする赤紗

「彼女は病床で私に囁きました。あなたの屍姫になればずっと一緒にいられるのにと…」

瞼を閉じるヒビキ
止めどなく涙が零れる赤紗

それを見つめる今の赤紗

額を床につけ乞う赤紗
駆け寄る景世と貞比呂

「赤紗!待て。よく考えろ!赤紗!分かっているのか?屍姫は契約僧の盾だ。彼女が傷つき戦うのを、お前、耐えられるのか?」景世
「こいつはそんな事分かっている」貞比呂
「貞比呂!」
「ヒビキには才能がありました。僕の屍姫にしなければ別の者の盾とされる。そんな事は我慢出来ない!これは運命です!!」

神生に訴える当時の赤紗を見つめる今の赤紗
髪で隠れ表情は見えない

「良いでしょう」振り向く事無く立ち去る神生
赤紗から手を離す景世と貞比呂
「僕は嬉しいんです。少しでも長くヒビキと一緒にいられる」
そのまま伏している赤紗の背にそっと手を置く景世

斬り裂く音
屍を裂き頬に返り血が付くヒビキ
倒れた屍の山の上に立つヒビキと赤紗

「僕とヒビキは強かった。高峰僧正とその屍姫・カミカをも凌ぐとさえ言われていた」

返り血を拭ってやる赤紗
頬を染めるヒビキ

「108人の屍を殺し未練に捕らわれた彼女を救ってやりたかった。そして、あの日が来た」

数組の屍姫と契約僧
赤紗とヒビキの姿も

「そこにいた屍は200以上。一か所に集い群れとなって攻撃を企てていた」

沢山の屍が並ぶ
対峙する当時の赤紗の側に重なって立つオーリとマキナ
当時を体感させるかの様に

「だが連絡が遅れ屍姫を連れた契約僧は僕を含めて数人しかいませんでした。そうですね?本多さん」

屍の側に立つ今の赤紗
本多と紫央も屍姫と契約僧側に

「狭間。彼の計画だ」

百足の腕を伸ばす狭間
避ける様に走る赤紗とヒビキ

飛び散る血飛沫
ナイフを放つヒビキ
次々破壊されていく屍

「負ける気などしなかった。何匹屍がいようと」

次々に倒すヒビキ
ヒビキのナイフが頬を掠めても嗤って見ている狭間
狭間に杓杖を突きつける赤紗
「屍達を集めたのは貴様か?答えろ!」
迫る赤紗にニヤリ狭間
「オヤ?」

「彼女は言った」

ハッとして振り向く赤紗
「私…数えたら108人殺したわ…」

「108人…」オーリ
「当然ね。常に最前線で戦いしかも群れの中に飛び込めば…それで彼女は如何したの?いきなり成仏してしまったとでも?」マキナ
「成仏だと?成仏などするものか!」憎々しげに
「赤紗!もういい!」止める本多
「彼女は…ヒビキは…」

狭間に杖を突きつけたまま振り返った赤紗、寂しげに
「天国へ行ってしまうのかい?ヒビキ」
振り向き様に赤紗にナイフを投げるヒビキ
脇から血を流しながら「ヒビ、キ!?」
苦しげに呻き顔を覆うヒビキが叫び声と共に異形へ変貌する
驚く赤紗
傍にいた別の契約僧に襲いかかるヒビキ
爪が伸び、腕はナイフの様に…
屍姫にも…
「止めろ!ヒビキ。止めるんだ!」
動けない赤紗の前でヒビキが契約僧を薙ぐ
「止めろー!」
赤紗が放った杖に貫かれるヒビキ
それを嗤って見ている狭間
手を伸ばす赤紗だがその手はヒビキに届かない…

「如何してそんな事が?」マキナ
「全て偽りだったんだ。108人の屍を倒した者が天国へ行けるなど。それどころか」

突然赤い光が広がる
怪我を押し結界を広げる紫央

「そんなに語られたくないのですか?だがもう遅い」
「花神オーリ。ここを離れろ」紫央
「え?」オーリ
「お前達では何も出来ん。行くぞ!」本多
「でも」マキナ
「無駄ですよ。権大僧正。あなたの座壇は北斗には及ばない」
「さっきは触媒が弱かった。だが今は…」
紫央から滴る血
「自分自身の血を触媒に…」
「権大僧正の命だ!不足はあるまい」
「行け!花神オーリ。108の屍を倒した屍姫はそれまで保っていた理性を失い、未練も執着も持たない、破壊の屍となるのだ!」
赤紗の言葉に目を見開くオーリ
紫央の放つ結界の中花が開く様に…爆発…白い光が

「お前の屍姫だけでは無い。これが…これが運命なのだ」紫央
棺の中経典が巻かれ横たえられているヒビキ
「嘘だったんですね。108人殺せば天国へ…」
赤紗の衣はまだ血に濡れている
「そのための監査官だ。これまでも108人近く殺した屍姫は密に契約僧から引き離されここに連れて来られた」紫央
「契約僧には天国へ行ったと伝えてな」本多
「何故です?何故そんな…」
「そうでもしなければ屍姫も契約僧もまともに戦えると思うのか?」
「ヒビキは…如何なるのですか?」
「間もなく再生するだろう。だがそれ破壊の屍としてだ。この屍は決して倒す事が出来ない。永遠に生き続ける。そのため一切の縁を絶ち封印する」
「まさか、棺の中身は全て…」
「開祖以来108の屍を殺し破壊の屍となった屍姫達だ。開祖の力でここからは絶対出られぬ様になっている」本多
「永遠に化け物として生き続ける地獄…」
「それが定めだ。理なのだ赤紗」
「分かりました」とヒビキの首を血濡れた手で掴む赤紗
「赤紗!」驚く本多
「分かったと言ったでしょう?ヒビキは、ヒビキは未練の為に屍となった!所詮は救われぬ者。未練と妄執に囚われた呪わしき存在!ならばこの手で」
とヒビキの手が赤紗の頬に触れ…
「これが…」

「これが私が全てを捧げた光言宗か?それが赤紗の最後の言葉だった」
浄房から外に出たオーリとマキナに語る本多
既に夜は開け明るい
天井が崩れた浄房
「本多さんは全部知っていたんですね」
「権大僧正紫央家と監査官の一部のみ言い伝えられてきた事だ」
睨むマキナとオーリに
「憎いか?そうだろうな。だが忘れるな!だからこそ権大僧正猊下は屍姫の使用をずっと嫌っておられた。呪わしい異形の屍になるからではない。永遠に続く地獄があまりにも哀れだからだ」
震えるほど銃を持つ手に力を籠めていたマキナだが最後の言葉にカタと止まる
「聞いたでしょう?」
赤紗の声にハッとするオーリとマキナ
「光言宗は、君達を謀っていた!」
北斗の八臂の腕に守られた赤紗が現れる
「だが、お前は…兄貴の敵だ!」
座壇を放つオーリだが北斗を傷つける事無く跳ね返される
岩を投げる北斗
オーリの盾になるマキナの腕が傷つく
「屍姫と契約僧の縁が断たれた以上、最早お前達に戦う術は無い」

屍達に囲まれる屍姫と契約僧達

膝をつきそうになる…
「カミカ!?」高峰
「ご心配なく。まだ戦えます」
「私の霊気を受けてないお前では幾らも持つまい」
「そうですねえ。汚らわしい梅原の霊気が切れて反ってすっきりしました!」フレッシュ
「何処が汚らわしい!」
「崇柾…見ないで」異月
「大丈夫だ!もう目は逸らさない。君がどんな姿になっても」弓を構える崇柾
苦しげなサキ
「サキ!?もうやめて!あなたを失いたくない」薄ら涙を浮かべている莉花
「何が起こったんだと思う?」
「屍姫と私達の縁を強く結ぶための触媒が光言宗本山近くにあると聞いた事があるわ。もしかしたらそれが破壊されたのかも…」
俯く莉花
「な~んだ。そんな事か!」背を伸ばすサキ
「え?」
「莉花!あなたと私は何?」
サキの言葉にニヤリとする高峰
「それは…契約僧と屍姫…」
微笑むカミカ
「違うでしょ!あなたと私は何?」
梅原もフレッシュも…
「友達…掛け替えのない」
崇柾も…
異月もハッと…
「そうよ!だからあなたと私は結ばれている。触媒がどうであろうが…それは変わらない!」力強く言うサキ

マキナの傷からしゅうしゅうと…
「傷が…癒える!?何故だ?お前に霊気を与える相手はいない筈!?」
「一度縁が切れたからって如何したって言うの?」マキナ
「何!?」
「私とオーリには触媒なんて要らない!二人の心が一つの内は何度だって縁を結べるわ!あなただって自分の屍姫とそうやって戦ってきたんじゃないの?」
詰まる赤紗
マキナと並ぶオーリ
「行くわよ!オーリ。私には、あなたが必要なの!」
力強く目前の敵を見つめる二人の瞳には光が宿る
「ああ!」


求めたのは安息でなく痛みと言う名の証
生きている
そう感じられる確かな手応え
最後まで見届けてやるさ!
屍(かばね)の果てに何があるのか?


次回、「屍の果て」




まだ燻る街を背景に公園に避難している人々
破壊された棺
苦笑う赤紗
首を振るマキナ
微笑むオーリ
驚くマキナ



(CD)住友紀人(音楽)/オリジナル・サウンドトラック 屍姫 玄 2009年4月22日発売!
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